慢性疲労症候群(CFS)の改善例を報告します。
この方(Nさん 女性 当時54歳)は私自身が自分の病気治しをしていた時に参加していた
(2008年~2011年くらい)インターネット掲示板に参加されていた方です。
それがきっかけになって治療をさせていただくことになりました。
以前、甲田療法をやっていた時は羽が生えたように身体が軽くなった。
でもなかな続けられない。
食べるとまた症状が戻ってしまう。
甲田療法を一緒にやって欲しい。
そう言った経緯があって、最初は電話で連絡を取りながら話を聴いて、
一緒に1ケ月食事療法をすることになりました。
そして、その後Nさんのご自宅まで出張治療で通うことになったのです。
なかなか理解されない慢性疲労症候群
慢性疲労症候群の特徴は、例えば、1日動くとその後数日間疲労で寝込んでしまう、
と言うような症状が出ます。
医学的には原因が分からず、また見た目には病気の様には見えないので、
Nさんも家族の理解も得られず、困っていたようでした。
初診 平成24年7月4日
疾患名 慢性疲労症候群(CFS)
主訴
●全身の疲労感
●のどの痛み
●筋肉の痛み
●手足の痺れ
●頭にモヤのかかった状態で人の話が理解できない
既往歴
甲状腺機能亢進症(20歳)
扁桃腺摘出(23歳)
胆石による堪能摘出
お腹も全身もガチガチに硬い

初診時にお腹を触ると、
・胃、肝臓、腹大動脈、大腸(上行結腸、S状結腸)が異常に硬い。
・脈拍は平常で90と異常に速く、
・血圧は上(血管の収縮時)が90、下(拡張時)50と、かなり低い状態でした。
また、
・首、肩(五十肩)、腰、臀部(坐骨神経痛)、鼠径部(股関節痛)の筋肉も
異常に硬くなっていました。
「これは大変ですね」
と言うと、涙を流されたのです。
今まで誰にも辛さを分かってもらえなかったようですから、
理解されて心が緩んだのだと思います。
腹部治療・身体の痛みをとる治療・食事療法を実行




治療は3日間連続で朝夕の2回(計6回)を、月2回のペースで行いました。
他に、甲田光雄先生の少食療法を継続。
出張治療中は私も同じものをいただくことにしました。
緩下剤のスイマグ(水酸化マグネシウム 三保製薬研究所)を摂って、便通改善に取り組む。
施術内容は、腹部治療を毎回しながら。
また、歩くと足の付け根が痛いと言われるので、鼠径部、臀部を
中心に全身治療。
継続して行くことで、全身が硬いのですが、少しずつ緩んで行きました。
腹部は胃が少しずつ動くようになり、みぞおちも軽く感じるようになって来ました。
その後も治療を継続されることで症状は改善して行くのです。
続きはまた載せて行きます。
宜しくお願いします。