改善症例

副鼻腔炎 免疫力の低下が原因 東京都小平市

2022年11月21日

ここでは99%手術が必要と言われていた副鼻腔炎の方が、手術することないしに改善した症例について書いています。

Hさんは問診からも、血液循環が悪い、身体が冷えている、などで免疫力が低いだろうということが考えられました。

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今回は実際に触診でHさん(女性 当時31歳)身体を調べてみて分かったことを書いて行きます。

同じようにお困りの方の参考にもなればと思います。

副鼻腔炎の人は鼻腔周辺に膿(シコリ)が溜まっている

まず、患部の鼻腔の周りを触診して行きました。

すると、左右共に鼻腔周辺~頬にかけて硬くなっている場所がありました。

これは膿が溜まっているのだろうと考えました。

膿は、免疫細胞、死んだ細菌、壊れた組織などを含む不透明な粘液です。

炎症が起こった時、特に細菌に感染した時に生じやすく、身体の防御反応の結果作られる副産物です。

この膿が溜まり過ぎると痛みを感じたり臓器が圧迫されて様々な症状を引き起こすのです。

炎症反応は身体を治そうとする治癒反応ですから、それ自体は悪い訳ではありません。

ただ、様々な原因が免疫力が低下すると細菌やウイルスとの戦いに勝ち切れず、炎症が慢性的に続いてしまいます。

その結果、膿が作られ続けることになってしまうのです。

Hさんの場合はまさにこれで、作られ続けた膿が痛みの原因になっていたのです。

お腹(内臓)の状態は、身体全体の免疫力に関係している

次に冷えと生理痛があるので、お腹の状態を指で触診して調べてみました。

すると、

・胃

・肝臓

・腹大動脈(身体で一番太い血管)

・上行結腸、S状結腸

・骨盤内

が硬くなっていて痛みを感じられました。

血管が硬くなっていることは血流が悪いと言えると考えられます(瘀血体質)。

血流が悪いと冷えにも繋がりますね。

また血流が悪く冷えると内臓の機能も落ちると考えられます。

肝臓に痛みを感じられていましたが、食べ過ぎなのかクスリの影響なのか。

肝臓は毒素を分解するところでもありますから、肝臓にも負担がかかっていると考えられました。

骨盤内の硬さは子宮だと考えられます。

子宮のは毒素が溜まりやすいと言われますが、血液の汚れ、血流の悪さで、子宮が冷えて硬くなり、生理痛を起こしていると考えられます。

血液の汚れ、冷えは、甘いモノを良く食べることが無関係ではないと思います。

このように、部分に慢性的な症状が出ている人はお腹の状態が良くないことが殆どです。

お腹(臓器)の状態は免疫力と関係しているからです。

治療としては、患部と同時にお腹(内臓)や全身を診ることが必要だと考えられます。

それでは、この続きは次回に書いて行きます。

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