ここでは鼻呼吸がしやすくなった症例を載せます。
Sさん(60歳男性)は呼吸がしにくい、身体がだるいなどの症状がありました。
よく診てみると胸郭の動きが悪いように見えましたので(呼吸筋が使えていない)、おかしいな?と思って聞いてみたところ、鼻の通りが悪いので口で呼吸をしているとのことでした。
こちらの記事も参考に 99%手術と言われていた副鼻腔炎(蓄膿症)が良くなりました 東京都小平市
それで鼻の周辺を触ってみると詰まっている箇所ががあったのです。
そこを治療して行くと詰まりが緩んで行きました。
同時に胸郭周りとみぞおち(横隔膜、心臓)の治療もしました。
普段の呼吸は横隔膜や肋間筋で呼吸をするのですが、それらの動きも悪くなっていることが呼吸のしずらさに影響を与えているのです。
治療後、鼻の通りが良くなり、呼吸がしやすくなったと喜ばれました。
鼻腔~気管~肺~心臓(横隔膜)は呼吸に関係しているので、それらを診ることはとても大切です。
この方の場合は一度でそれなりの変化が出ましたが、慢性期間が長いほど良くなるのも時間がかかります。
しばらく治療の継続と普段の生活習慣改善が大切だと思います。
症状の改善と根本的な治療と
今回の症例でも同様のことが言えますが、症状が出ているところは詰まりがあるのです。
ですので、そこの詰まりを緩めて行くと改善することが多いのです。
勿論、そこが詰まってしまった原因には生活習慣(食、睡眠、身体の使い方など)や思考の癖がありますから、根本的な治療はそう言ったことの改善でしょう。
ここではそれは一旦置いておいても、やはり症状を改善するためには実際に身体に触れることは大切なのではないでしょうか。
(触らずに分かる治療家の方は居ると思いますが、現代医学では身体に触れないので分からないと思います)
症状の改善をしながら根本治療をして行く。
これがこれからの医療には必須だと考えています。
それでは次回は鼻の治療の実際を解説して行きます。
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