ここでは手術しかないと言われていた副鼻腔炎の改善症例の報告の続きをします。
前回は触診したところ、患部が詰まっていて内臓の状態も悪くいことから、全体の免疫力の低下が部分にも影響しているということを書きました。
今回は私がHさんに行った治療の経過について書いて行きます。
施術ごとに鼻の通りが改善して行く
●初回(2013.3.26)
治療は患部の鼻腔周辺と腹部を中心に全身の施術を行いました。
最初は患部を触っても痛みを感じられなかったので(感覚が鈍感になっている)、敢えて圧を強くかけると痛みを感じるようになってきました。
痛みを感じるようになったということは感覚が正常に戻ってきたということです。
その後は痛みを少し感じられる程度の圧をかけて緩めて行きました。
治療後、鼻の通りに変化を感じられたようです。
Hさんは半ば諦めていたのですがその変化に喜ばれ、治療を継続されることになりました。
治療間隔は東京と言うことで、2週間間隔で行うことになりました。
患者さんに取り組んでもらったこと
良くなるためには治療を受けるだけでなく、ご本人の取り組みが大切です。
日常で取り組んでもらいたいことについてアドバイスさせていただきました。
Hさんは肥満気味、食べ過ぎ、甘いもの好き、の傾向があり、それが瘀血体質、冷え(疲れやすさ)を招き、それが病気の原因になっていると考えられましたので、
・朝食抜きの1日2食(腹8分)。
・調味料を自然のモノに変える。野菜もなるべく無農薬など、質に気を付ける。
・甘いモノ(白砂糖)は控える。
・少しでも身体を動かす(有酸素運動)。
という事に取り組んでいただきました。
患部の詰まり(シコリ)が緩んで行く
●2~5回目
左右の鼻腔周辺の施術をして行くと、シコリが少しずつ緩んできました。
同時に指先で触った時の痛みが少し軽くなって行きました。
鼻が左右共に通るようになって行き、長い間鼻呼吸が出来ていなくて違和感があったので、とても喜んでおられました。
患部の治療と共に腹部(内臓、血管)治療、それと普段の患者さんの取り組み。
悪くなったと考えられる原因を見つけてそれらを一つずつ改善して行けば、その分、可能性は高まっていくのですね。