改善症例

心の病も長い目で少しずつ 浜松市

2022年08月22日

うつの治療で通院されているMさんの経過を報告します。

1年かけて向精神薬などのクスリの毒を出しながら、心に向き合う治療をして来ました。

 前回の記事 お腹の治療で身体に溜まったクスリの毒を流します 浜松市

親子関係が自分の心の癖に大きく影響を与えていることが分かり、今までになかった気づきを経て前進した感じがありました。

ところが今年(2022年)の頭からプライベートでの疲れが蓄積されていたこともあり、精神面が不安定になって来たのです。

そうなると、また心の癖が大きく顔を出してきました。

物事を悪く捉えてしまって、自分で自分を落としてしまうのです。

一度で完全に良くなるわけでは無い

Mさんは2021年の1年で多くの気づきがあり、自分は変わった!と喜んでいたのですが、それが油断にもなりました。

今まで50年の間で形成されてきた心の癖が1年で完全に変わるなんてことはないと思います。

患者さんには「良くなっている時ほど気を付けるように」とアドバイスをしているですが、例に漏れずMさんは1年かけて登って来た道を転がるように落ちて行ってしまったのです。

これは治療をして来て誰にでも言えることですが、良くなっている時ほど油断してまた悪くなってしまうケースが多いのです。

皆さん嬉しいとつい無理をしたり油断をしてしまいますね。

今は、それも含めて長い目で見ることが大切だなと思えるようになって来ました。

(私自身もそうですしね)

そうしてMさんはまた引きこもり・寝たきりの状態になってしまったのです。

心に向き合うことで変化が出た

ところがです。

今回はその状態から半年でまた起き上がって外に出られるまでになったのです。

以前は一度落ちると上がって来るまでに数年かかっていたようです。

引きこもりの期間中、周りの方々も連絡していたことやMさん本人が心に向き合うことが出来るようになっていたことが大きかったと思います。

ただ自分の心の癖に振り回されていたのが、癖が分かって来て少しずつ自分を客観視するようになって来たのだと思います。

繰り返しながら良くなって行く

そうなんですよね。

心のことって、一つ山を越えた!と思っても、また次の山が来ます。

乗り越えたと思っていても、次の課題がやって来ますね。

だから一つ乗り越えたことを喜ぶのは良いけど、次に対しての備えはしておく必要があるのですね。

そうやって何度も繰り返しながらその度に気づきを得て、少しずつ前進して行けたら良いのだと思います。

これって、どんな病気でも言えることですし、病気に限らず何についても言えるかも知れませんね。

Mさんも「癖が抜けるってそんなに簡単な事じゃないんだ」ということが今回の体験で実感できたこと自体がとても良い体験になったようです。

周りとの関係性

心の問題に向き合っていると、正直これは自分だけで出来ることでもないなと思ったりもします。

色んな関係性の中で少しずつでも心が解けて行けたら良いのだと思います。

多様な関係性が必要ですね。

Mさんはクスリも一時的に少し増えましたが、うつの期間も自力でクスリを減らすようにして行ったようです。

この辺りも自分の意思で行動起こしているところが素晴らしいと思います。

また変化の過程を報告します。

宜しくお願いします。

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