ここでは乳がんの治療で通院されているSさんのその後の経過を載せます。
前の記事 乳がんの患部の痛みが消え、出血が止まっています 浜松市
今まで、
・胸水が減り、
・炎症が起こっている左胸の痛みが治まり、
・出血が止まった、
という変化が出ていますが、更に検査数値にもかなりの変化が出ているのです。
炎症反応と腫瘍マーカー値が改善中
治療と並行して血液検査を受けに行っておられるのですが、
私のところに治療を受けに来られる前と治療を継続している時では明らかに数値が改善しています。
・CEA(腫瘍マーカー)
10/2 治療前 9.0高い
11/13 治療中 6.3高い
12/25 4.9正常値内
・CA15-3(腫瘍マーカー)
66.2高い
54.5高い
34.1高い
(これも、その後の検査で正常値になっています)
・CRP(炎症反応)
0.14
0.03
0.03
と、いずれも数値が下がってきています。
患部の施術と腹部の施術が特徴
私は血液循環療法をベースに治療をしていますが、
特徴は、
・患部を直接触ること。
・腹部(内臓)を触ること。
です。
Sさんの場合も、
・患部の治療(炎症部位)をしたことで痛みが消えて出血止まり。
・内臓治療をしたことで心臓や大動脈、肝臓などの機能が回復し。
・全身の治療で血液循環が改善した。
その結果、こう言った結果に繋がった理由の一つなのではないかと思います。
同時に心のケアも
それだけでなく、少しでも話を聞くことに気を付けていたことで、Sさんの心が少しずつ楽になっていったように思います。
私が観て来た限りですが、まだ不満や愚痴を言える人は良いのです。
(とは言っても、そういう方は心の毒を自ら作っているわけですから、身体によくはありません。
ただ、その毒を出すことが出来る、と言う意味ではまだ良いということです)
大変なのは言えなくなっている、出せなくなっている人なのです。
自分の心に僅かでも”違和感”があれば、
・出すか(対症療法)、
・作り出さないようにするか(根本療法)。
という手段が出来れば良いのですが、
その違和感さえ押し殺して生きていると感覚が鈍感になって気づけなくなってしまうのです。
Sさんの場合はまさにそれで、耐えて耐えて生きてきた結果、自分の状態さえ分からなくなっている状態になっていたと観ています。
そう言った心を閉じ込めてしまった方は直ぐには殻を崩すことが出来ないので、こちらが何を言っても大丈夫な空気を作って、
「話してくれるのを待つ」
姿勢でいることが大切です。
そうして、ゆっくりゆっくり関わって行くことで、少しずつ硬くなっていたSさんの心も緩んできたように思います。
心の状態って、とてつもなく身体に影響を与えるのです。
(それについてはまたブログで書こうと思います)
良くも悪くも、です。
それは多分ですが、ほとんどの人がそのことに気づいていないかも知れません。
心のことを知らないのは恐ろしいのです。
もしどれだけ身体の治療をしても心の状態が悪ければ自ら身体を悪くしてしまうのです。
それだけ心のケアは大切なのです。
ガンは全身の慢性炎症
「腸管造血」(血液は腸で造られている)を発見した千島喜久雄先生は、
ガンは全身の慢性炎症と言われています。
炎症は本来「治癒反応」ですし解決すれば炎症は収まるのですが、
外的・内的なストレスが原因で免疫力が下がり、
ウイルスや菌との戦いに勝ち切れない状態が続くと炎症がずっと続くことになり(慢性炎症)、
結果として自分の身体をさえも傷つけることになってしまうのだと考えています。
千島喜久雄先生の話から言うと、結局はガンでさえ、免疫力を上げることが必要と言うことになりますね。
その人に合った方法で免疫力を上げる
ただ免疫力を上げると言っても漠然とではなく、この人は何が原因で免疫力を下げて病気になっているのかを観ないといけません。
人それぞれ原因は違うからです。
Sさんの場合はカウンセリングでお話した上で食べ物が原因ではないと思いましたし(ある程度気を付けておられました)、心の問題が大きいと感じましたので、話し合って食事療法はほどほどであまり厳しい事はしなくて良いですね、とお伝えしました。
今後の見通し
その後も山あり谷ありしながら、1年経った現在も治療に通われていますが、体調は良く、ほぼ問題なく生活されています。
元々がお医者さんからは「明日死んでもおかしくない」と言われるくらい酷い状態だっただけにまだまだ油断はできません。
また、時間とお金はかかりますが、命優先の選択をして行くことが出来ればより良くなって行くと思われます。
その後の経過はまた後日載せます。