改善症例

乳がん 痛みが消え、出血が止まった 浜松市

2021年11月14日

今回は乳がんの方(Sさん 女性51歳)の改善報告をさせていただきます。

これは以前載せた胸水が減った方の事ですが、色々と変化があるのでここで載せることにします。

 前の記事 胸水(肺に溜まった水)が減っています

問診時に心身の状態を探る  

Sさんは2020年10月7日に始めて来られました。

 ・平成27年頃から左胸の痛みが出始め。

 ・平成30年に乳がんと診断されました。

 ・令和2年5月頃から痛みが酷くなり、呼吸が苦しくなる。

 ・6月に胸水と診断される。

三大療法は受けていません。

問診の時の状態ですが、

 ・左胸全体に炎症があり、出血がある。

 ・左の鎖骨のリンパ節が腫れてもいました。

 ・更に胸水、背中の痛みがある(これについては別に記事にしました)。

 ・左胸の痛みが酷いので痛み止めのクスリを飲んでいる。

ということでした。

実際に左胸の炎症の部位を見せていただいたのですが、左胸全体に炎症が起こっていて、色は赤紫色。

出血がありました。

触ると全体がガチガチに硬くなっていました。

正直、想像をこえるほど酷い状態でした。

同時にカウンセリングに2時間ほどかけて、心の状態も観るようにしました。

その時の私の印象ですが、

・本音が言えず自分を抑えている。

・自分が悪い、と言う言い方をされていましたが、物事を自分が悪い事にして終わらせようとしてきた。

ように感じました。

それは多分、今まで生きて来た中でそう言った心の癖が出来上がって行ったのだと思います。

こう言った自分を抑えたり自分を低くみてしまう心の癖が病気の根っこではないかと考えています。

重傷者ほど心の問題を抱えているものです。

心身のケアが必要だと感じました。

患部の治療をすることで痛みが消え、出血が止まり、クスリを止めることができた

その後、身体の治療に入りましたが、まずは痛みが出ている左胸の炎症の部位から始めました。

私が教わった血液循環療法ですが、

・患部の治療をすること。

・痛みが出ているなどの急性期の治療が出来る。

これらが大きな特徴なのです。

急性期の場合、本当に軽く優しく触ることから始めます。

患者さんとコミュニケーションを取りながら、あくまでも痛くないように。

そういう触り方をして行くと痛みが軽減して行くのです。

Sさんの場合もそのようにしましたが、初回の治療で痛みがかなり軽減したのです。

(前回の記事に書きましたが、呼吸も改善しました)

Sさんも初回でこんなに変化が出たことをビックリされ、治療は週3回で継続して行くことにしました。

上記のような患部の治療をしていくことで出血も少なくなって行き、1か月後には完全に止まっていたのです。

また痛みも楽になって行き消失したので、様子を見ながら2か月ほどでクスリは辞めることができました。

このように、病院では手の施しようがないような状態でも改善の可能性はあるのです。

治療家の意識が大切

これは私自身のことですが、Sさんの炎症の部位を見せていただいた時も、内心驚きはしましたが、だからと言って「これは無理だ」とか「良くならないんじゃないか」とか、そう言ったことは微塵も思いませんでした。

治療家としてこの心は何よりも大切だと思うのです。

まず何よりも、治療家が怯まないこと。恐れないこと。治らないと決めつけないこと。

良くなると心から思えること。

それを疑いなく思える心。

そういう治療家の心、意識が患者さんに伝わることで、患者さんもどこかで安心感や希望を持てるようになって行くかも知れないからです。

患者さんの意識

それとこれを最後に言っておきたいのですが、Sさんの場合は眼を見た時に

「この人は秘めた何かを持っている」

と感じたのです。

Sさん自身も世間の常識に囚われているわけでは無く、良くなるとどこかで信じてしたのではないでしょうか。

治療以前に相性や信頼関係は大切なのですね。

やはり最後は人対人ですから。

まだまだ改善していることがありますが、それは次回に書いて行きますね。

宜しくお願いします。

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