改善症例

慢性疲労症候群 疲労感だけでなく、様々な症状が出ている 東京都小平市

2022年02月14日

ここでは慢性疲労症候群で長年困っていた方が改善した症例を載せます。

Nさんは1日動くとその後数日間は寝込んでしまうなどの症状があり、周りの理解もないので困っていました。食事療法をするとその時は動けるようになるのですが、なかなか続きません。

私と一緒に食事療法をして動けるようになってきたので、東京から三重まで治療を受けに来られたのです。お腹を触ってみると異常に硬くなっていることが分かりました。

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初診当時の状態について

Nさん(女性 当時54歳)

●初診 平成24年7月4日

●診断名 慢性疲労症候群

(今までは異常なしと言われていたようですが、最近ようやく診断名がついたということです)

●医療機関での検査

血液検査、検尿、MRI、X線、CT、エコーなど

●過去の手術

・甲状腺機能亢進症(20歳)

・扁桃腺摘出(23歳)

・胆石による堪能摘出

(帝王切開2回)

●初診時の主な症状

・全身の疲労感(慢性疲労)

・のどの痛み、咳き込み

・慢性的な風邪状態

・気管支のただれ感

・動悸

・筋肉の痛み(五十肩、股関節痛)

・手足の痺れ

・頭にモヤのかかった状態で人の話が理解できない

・血圧は80/50

※恐らく子どもの頃からこういった症状があった

・初診時の脈拍は90

●今までに受けて来た治療

・熱が出た時に抗生物質。

・気管支拡張剤、去痰剤の長期服用。

●体格

・やせ型

●普段の症状(主訴以外)

・ふらつき

・息切れ

・冷え(足、腰)

・アレルギー体質

・肩こり

・膝痛

●精神状態

・心配性

・驚きやすい

・不安になる

・良く忘れ物をする

・憂鬱になる

●顔色

・眼の下にクマができる

・黄黒い

●大便

・毎日あるが、コロコロ便

●小便

・1日15回くらい(頻尿)

●食事

・1日2食(主食は玄米クリーム)、間食はしない

※西式甲田療法をされている

●運動

・軽いウォーキング(身体が動かしにくいので、ゆっくりでしか歩けない)

疲労、血流障害、冷え、自律神経は関係している

慢性疲労症候群と一言で言いますが、Nさんの場合、上記のように様々な症状が出ています。

それが恐らく子どもの頃からあったと言うことです。

・血圧が低く脈が異常に早いのは、血液を送る力が弱いため(血圧低い)血液を体中に送ろうと心臓が頑張っているのだと考えました。

・ということは心臓に負担がかかっているのでみぞおちが硬くなっていると考えられます。

・手足が痺れたり頭がボォ~っとするのは血流が悪く酸欠状態だと考えられます。

・足腰の冷えも血流の悪さですね。

・喉の痛みですが、甲田光雄先生のお話では、足元から影響が来ているということです。

足の故障が上へ影響して行って喉に来る、といううことです。

これは骨格の歪み(筋肉が硬くなって引っ張っている)が影響していると考えられます。

・全身の疲労感は酸素・栄養と炭酸ガス・老廃物の交換が細胞で出来ていないから起こると考えると、やはり全身の血流が悪いと考えられます。

・血流が悪い原因の一つとしては、筋肉の痛み(股関節痛、五十肩の他に肩こり、膝痛。頭がボォ~とする=首の筋肉が硬い)=筋肉が硬いことが関係していると考えられます。

・慢性的な風邪の状態については、恐らく免疫力が低下しているので常に細菌やウイルスとの戦いに勝ち切れずにいるのだろうと考えました。

・心配性・驚きやすいという性格から、緊張しやすい(交感神経)→血流悪い、筋肉硬い、と言うことも考えられます。

・コロコロ便も、腸の働きが悪い=交感神経が働いている、ということが考えられます。

以上が問診から推測できることですが、自律神経(心)・筋肉・血流・冷えなどが全体としての症状に出ているように思いました。

それでは次回は実際に身体を触ってみてどうだったかを書いて行きます。

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