改善症例

呼吸がしにくい 筋肉を緩めることで楽になっています 浜松市

2022年05月30日

今回は、呼吸がし辛かった方が改善している例を載せます。

これは乳がんの方の、その後の経過報告です。

 前の記事 突っ張って上がらなかった腕が上がるようになりました 浜松市

首や肩、胸、背中、みぞおちが硬くなっている

ガンの人に共通すると思いますが、ガンの人は身体が異常に硬くなっています。

そうなった原因は様々でしょうが、共通点ではあると考えています。

それが食べ物などの生活習慣や心の癖にあると思います。

以前の記事にも載せたように、この方は首・肩・背中・胸・みぞおちまでが異常に硬いのです。

呼吸は呼吸筋の働きでしていますから、呼吸筋が硬くなって胸郭の動きが制限されると

その中にある心臓や肺も動きが悪くなるのは想像できますね?

当初、それでみぞおちや胸周りを緩める治療をして行くと、肺の水が減ったのです。

緩めることで胸郭の動きが出てきて、心臓や肺の活動が改善されたのだと考えられます。

呼吸筋に関わる筋肉を緩めて行く

呼吸筋

ですが、まだ、

◉咳がでたり

◉呼吸が苦しくなることがある

ので、

深部まで緩める必要があると思い、

肋骨に付着している筋肉と横隔膜を中心に筋肉を緩めて行っています。

それらの治療をすると、呼吸が楽になっているようです。

「呼吸筋」と言われる

●肋間筋(肋骨の間にある)

●横隔膜(みぞおち)

を中心に、

肋骨に付着している筋肉、

●斜角筋(首・頚椎から肋骨)

●前鋸筋(肩甲骨から肋骨)

●腸肋筋(背中・仙骨・腸骨から肋骨) 

咳が出ている気管~喉・首の周り

胸骨舌骨筋・胸骨甲状筋・胸鎖乳突筋・頭板状筋・頚板状筋・最長筋・腸肋筋

も治療しています。

ご本人も、

「身体が楽になった」

「呼吸がしやすくなった!」

と喜んでおられます。

呼吸が楽になっているのを実感されているので、継続することでより良くなって行く

と思います。

維持するための努力

どんな症状や病気でも、ご本人の意識の改善と行動あってこそ結果に繋がります。

この方にはストレッチを継続してもらうようにしています。

治療をして硬くなって動かなくなっていた筋肉が緩み動きが出て来た時に、

また硬くなってしまわないように伸ばすなどして維持することはとても大切です。

次の治療の時までに少しでも良い状態を維持することで、治療の効果が出やすくなりますね。

ご本人も、ストレッチをすると身体が楽になるようで、実感をしているようです。

ストレッチは筋肉を伸ばすことで血流が良くなるので、日常に取り入れると良いですね。

他に、心と身体のバランスを考えて禁止はしませんが、

甘いものの摂り過ぎに気を付けてもらっています。

禁止にすることで精神的にストレスを抱えてしまいマイナスになることも

考える必要があるのですね。

ただし、❝自分が納得し自分の意思で決めてやるなら❝禁止することも良いと思います。

心の気づき

また、このところ、自分に対しての気づきがあったようです。

難病と言われる人ほど心に溜め込んでいるものがあると思います。

長年の間に、それすら分からなくなっているものです。

そこに気づいて心に溜め込んでいたモノを出せるようになることも、

難病改善には必要な要素なのです。

次回は呼吸の仕組みについて書いて行きます。

宜しくお願いします。

 次の記事 呼吸は筋肉の働きで行っています 浜松市

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