慢性疲労症候群のNさんは、内臓筋や骨格筋がガチガチに硬くなっていました。
腹部と痛みが出て運動痛がある股関節の治療を中心に行って行ったところ、胃が軟化して、股関節の痛みも無くなり歩けるようになりました。
それでは今回は、その後のNさんの変化を書いて行きます。
根気強く継続することで、様々な症状が改善していった
・26回目(2012.2.19)
首周りが軽くなり、慢性的に続いていた頭痛が消失。
頭のがボォ~っとして人の言葉が理解できないと言うことが減って行きました。
これらは首周りの筋肉を緩めて行ったことで血流が改善した(酸素が行き届くようになった)ことが影響していると考えられます。



・34回目(4.15)
身体が温かく感じられると言われました。
これは腹部の内臓治療をすることで胃や血管、内臓が緩み、お腹の血流が改善していったためと考えられます。
・37回目(4.30)
治療後、のどが楽になる。
これは首から肩にかけての筋肉が緩んだためと考えられます。
西式健康法では「足は病の基」と言われていますが、西式健康法を治療に取り入れられていた甲田光雄先生も、足の故障が喉に関係していると言われていました。
これは足元の歪みが上肢の歪みに影響することと同じ様なことかも知れません。


日常生活が出来るようになってくる
実際の変化は一直線ではなく体調の上がり下がりはありますが、全体的に上向きになって行きました。
身体がだるくて足も痛く、お年寄りより遅いペースでしか歩けなかったのが、
私と一緒のペースで歩けるようにもなりました。
症状が酷かったり慢性期間が長かったりすると、どうしても早く良くなりたいと思い焦りがちですが、やるべきことを「コツコツ地道に継続」が一番の近道なのだと思います。
この後も変化が出ますが、それは次回に書きます。
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