改善症例

乳がん 心が楽になっています 浜松市

2023年01月30日

ここでは前回に続き、ガンについて書いて行きます。

 前の記事 病気は気づき? ガンとは? 浜松市

現在の乳がんのSさんですが、健康とはまだまだ言えませんが、それでも随分調子が良くなって来ています。

本人にも聞きましたし私が客観的に観ていて感じるその変化の理由には、

「心が楽になっている」

これが一番に挙げられます。

病は氣から

がんに限らず、病気は読んで字のごとく、

「氣が病んでいる」状態を言うのですね。

氣とは、

 氣持ち

 元氣

 氣分

などの言葉にも表されるように、「心の状態」を表すものだと思います。

その氣が悪い状態が続くと身体に物理的な影響を及ぼすと考えています。

眼に見えない氣の悪い状態の蓄積がいよいよ眼に見える身体に物理的な変化をもたらす。

経験のある方も居られると思います。

嫌だなと考えた時に頭が痛くなったり。

緊張するとお腹が痛くなったり。

これらは氣の持ちようが身体の症状として表れた状態と言えます。

ですが、その嫌な状態、緊張状態が過ぎればその症状は治まりますね。

ですが、ではその嫌だな、などの緊張状態が続けばどうでしょうか?

痛みなどの症状は継続することになりますね。

その時すでに身体は、筋肉が緊張で慢性的に硬くなっていると言う物理的な変化が生じています。

そして更にそれが進むことで血液やリンパの流れが悪くなり、免疫力が低下してしまいます。

これこそが”本来の”病氣だと思うのです。

炎症は治癒反応

そして、それを治そうとして起こる身体の反応が炎症という症状なのですね。

炎症とは、 

 発赤 熱感 腫脹 疼痛 機能障害 

のことを言います。

・発赤 (Rubor)

毛細血管透過性、細動脈の拡張により血流の増加が起きることで出現する。

この血流の増加が治癒に必要な物質供給と除去を活性化する。

・疼痛 (Dolor)

痛み感覚は体中に分布する自由神経終末への入力、中枢の応答によっている。

炎症の場合、当該部位に遊走した食細胞などが、キニン、プロスタグランジンなどの化学物質を

放出し、痛み感覚の受容器を刺激し、これが感覚系を通じて中枢神経に伝えられることで生じる。

これにより、異常の生じたことを認知して防御治癒のための個体行動を起こす。

たとえば休養、逃避あるいは運動の制限が生じるなど。

・発熱 (Calor)

炎症反応の発熱は、当該組織に湧出したマクロファージ、白血球が発熱物質を産生することで

引き起こされる。

修復細胞免疫細胞などの体細胞は高い温度下で運動量が増大する。これが熱を産生する理由である。

・腫脹 (Tumor)

 ヒスタミン、キニン、ロイコトリエンなどの働きで毛細血管透過性が増すため、当該部位に

血流が増大し、通常血管内にとどまる物質も組織液に流出し、腫脹が生じる。

腫脹は活発な物質交換の場を提供する。

・この身体の治す反応(自然治癒力)である身体の声(症状)を無視し続けたり、

・自分の心の持ち方、生き方を変えられないと、

更に炎症が続き「慢性炎症」の状態が続いて身体はダメージを受けてしまいます。

(腸管造血などで知られる「千島学説」を提唱されていた千島喜久雄博士も「がんは慢性炎症」

と言われていたようです)

それが、がん(や難病)と言えるのではないでしょうか?

心は身体に影響を与える

心の持ち方(見えない世界)は結果として身体(見える世界)に大きく影響を与えるのですね。

Sさんの心が楽になったと言うのは、

「こうでないといけない」という囚われの心が無くなって来た。

思っていることが言えるようになって来た。

こう言った感じで

 ・自分を赦せる

 ・自分に素直になれる

ようになって来たのですね。

これがです。

自分の身体の状態に大きく影響するのです。

良くも悪くも「心の力」の影響は大きいと知っていただけたらと思います。

身体に対する治療も大切

同時に炎症が身体に残っているなど、物理的な変化が起こっているのでその場合は

身体に対する治療は大切です。

一旦身体に起こった物質的な変化は心が変わっても残る(戻りにくい)からです。

また食事の質や摂り方に気を付けることも(精神的なストレスにならない範囲で)必要でしょうし、

身体を冷やさないことも気を付けないといけませんね。

免疫力が低下している時ほど、

・甘いモノ(白砂糖、人工甘味料)の摂り過ぎ

・食べ過ぎ

・添加物などの化学物質

・寒暖の差

などの外的なストレスの影響を受けやすいからです。

こうして、心(土台)の改善をしながら身体(木)の治療にも取り組んで行けば、

更によくなる可能性があるとみています。

家族など周りの方々の支えも大切です

こう言った重症の方の場合、やはり家族など周りの方の協力か欠かせません。

幾ら食事療法や身体の治療をしても、根本的な心の改善がないと良くなりにくいからです。

それに家族との関係性なども病気の理由にあることがありますから、他人ごとではなく、

自分達自身の問題と観て、

 

 ・理解しようとする

 ・会話をする(話を聞く)

 ・一緒になって協力する

こう言った事は必須でしょう。

家族など周りの具体的な支えがあれば、ご本人の心も緩むでしょう。

そう言った場合はご家族で当院に来ていただいてお話をさせていただくこともあります。

せっかくいただいた家族というご縁です。

困った時ほどお互い支え合って、生きてて良かった!と思えるような人生にして行けると良いですね。

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