改善症例

心の問題 自分に気づくことで心身が楽になりました 浜松市

2023年02月13日

ここではご本人が自分自身の考え方に気づいたことで心が楽になり、

身体が楽になった症例を書きます。

この方はNさん(女性)です。

最初は眼の痛み、頭痛、首の張り、全体的な身体のダルさなど、色んな症状を抱えておられましたが

諦めずに通っていただくことでそういった症状はかなり改善されてきていました。

そして今でもケアのために定期的に通院されています。

ところが2022年の9月頃から頭が痛いなどの症状を訴えられるようになったのです。

私は出ている症状のポイントを探し出し、手技で治療しながら話を聞いていました。

Nさん曰く、ある身近な方が困っているようだったので何か助けになればと思って

手を差し伸べて来たけど、いつも愚痴ばかり言って人のせいにして自分が変わろうとしない。

一向に変わらずに同じような愚痴を吐き続けるのをずっと聞いていることが辛くなってきた。

それに対して、どうしたら良いか分からなくて悩み、それが頭の症状として出ているようでした。

9月から2か月間ほどは、治療に来られるときにいつも辛そうな顔をされていたので、

治療をしながらNさんの話を聞いて、最後にそれに対する私自身の考えをお伝えさせていただく、

という流れを繰り返していました。

そうしていく内に、Nさん自身に気づきが生まれて行ったようです。

気づきが生まれて行くと、それが自発的な行動に繋がって行きました。

そしてNさん自身の行動を変えていく事で、結果的に育ちかけていた悩みの根っこを断つことが

できたのです。

それはNさんにとっては今までできなかった弱点でもあったのでした。

「できた」という実体験をされたNさんはとても喜ばれ、

この件についての自分の行動を振り返り、次は同じことを繰り返さない!

と言われるようになったのです。

気づきでしか人は変われない?

ここでお伝えしたいことは、やはり人は気づきでしか本当に変わることはできない、

ということです。

どれだけ知識があっても、本で読んで知っていても。

体験を通して府に落とし、実感が伴わないと気づきに至らないと思うのです。

逆に、大変な状況に陥った時、何かのせいにするのではなく、自分に向き合い、

自分に問いかけ、一時的には辛いとしても、その中から何かを掴み取る。

そういった心の姿勢があれば気づきに至る可能性は増すのではないでしょうか?

矢印を自分に向ける

Nさんも、苦しさの渦中に居た時は、どうしても相手のせいにしたい気持ちが僅かでもあったように

見えました。

勿論、相手には相手の問題がありますよね。

ですが、人がどうのこうのを言っていても現実は何も変わらないのです。

自分にだって問題はあるのですね(それを「人生の課題」というのだと思います)。

苦しい時に自分に問題があると思うのは余計に苦しいことかも知れません。

ですが、自分自身の問題(悪い意味ではなく。与えられている人生の課題)に向き合うことで

初めてその課題をクリアすることができると思えば、自分に向き合った方が長い人生を考えた時に

有意義に過ごせるのではないでしょうか?

人生の課題

これは私の考え方ですが、人生で起こる全てのことは自分に与えられた課題だと思っています。

その起こることが良いのか悪いのか、ということではなく、自分自身が乗り越えるための課題。

それは自分が成長していく為に必要なモノなのだと思います。

そういう意味で、病気も同じなんです。

今の世の中の常識では、病気は悪いもの。原因が分からない。運が悪くなる。

そのような風潮がまだまだ根強くあるように思います。

ですが、病気だって、

自分に何を教えてくれているのか?

何を気づかせてくれているのか?

自分のどこに原因があるのか?

(食べ物なのか、生活習慣なのか、心の持ち方なのか・・・)

という考えを持つことができれば、確かに苦しいものではあるのですが、ただ苦しいモノ、

だけではなく、少しでも人生を前に進める感謝できるモノにもなると思うのです。

話を戻しますが、Nさんはこういったことに気づいて行かれた結果、悩みの種を断つことが

できました。

それからはまた表情が明るくなっています。

年齢の関係もあって天候など色んなことに体調を左右されやすいですが、以前のような苦しい表情や

辛い症状は出なくなっています。

やはり心身一如。

両面からのアプローチは大切ですね。

それでは、次はその変化の具体的な内容について説明したいと思います。

宜しくお願いします。

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