改善症例

肩の痛み 可動域制限についての解説です 浜松市

2023年02月20日

ここでは肩の痛みと動きが改善したSさんの治療例の続きですが、具体的に解説していきます。

 前の記事 肩の痛みと可動域制限に対しての治療です  浜松市

Sさんは10代の頃から肩の痛みがあって動きが悪くなってきたのですが、

これは触診すると肩回りや首、などの筋肉が硬くなっており、また治療をすると改善されたことから

筋肉が硬くなって力が入らない、筋肉が上手に使えていない、ことが原因だとハッキリしました。

具体的には、

肩甲骨の上方回旋の動きが悪いということでした。

上方回旋というのは下図の動きのことを言います。

肩甲骨の下角が外側上方に向かう動きのことです。

腕を上げるとき、肩甲骨はこういう動きをするのですね。

それではなぜ、肩甲骨の上方回旋の動きが悪くなるのか?について書いて行きますね。

それは下図(左)で、

赤い矢印を付けた場所の筋肉が上手く縮まなくなり、

また青い矢印を付けた場所の筋肉が伸びないから。

ということが考えられます。

ごく簡単に言うと、上に引っ張り上げる力が弱くて、

さらに下に引っ張られていると上には挙がりにくくなりますよね?

実際に触診したところ、

・首周りの筋肉(僧帽筋、胸鎖乳突筋)

・肩甲骨回りの筋肉(棘上筋、三角筋、棘下筋)が

異常に硬くなっていたのでした(下図・右)。

触ると痛い場所(圧痛点)がある

さらに言うと上図(右)の赤く塗った筋肉の場所を細かく触ってやると、

軽く触っても強い痛みを感じる場所(圧痛点)があるのです。

そこが動かしたときに痛みが出る場所でもあり、筋肉の動きを妨げている場所でもあるのです。

こういった場所を緩めて行きながら全体的に筋肉を緩めて行くことで、

症状は改善されていく事が沢山あるのです。

病院が全てではない

今までにも、病院で良くならなかった方々が多数改善されています。

病院で診断されたことがどこまでどうなのか?という問題があります。

確かに病院の検査も必要な時は必要です。

ですが、ではだからと言って検査が100%正しいか、診断が全て正しいか、と言えば、

少なくとも私自身の経験や治療活動をしてきたことから、そんなことはないと思うのです。

私たちは機器は使いませんが、実際に指を使って身体に触れて診るということをします。

これも検査なのです(触診)。

皆さんにお伝えしたいことは、

病院だけが医療の全てではなく、色んな治療法があるのですよ、ということです。

色々あってそれらが横並びにあって患者さんに選択肢がある方が

皆さんの為にもなるのですね。

病院で良くならなかったと言って諦める必要はないということを知っていただければと思います。

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