ここでは白砂糖の摂り過ぎによる害について書かれている本を紹介します。
近年は人工甘味料が沢山使われていて、白砂糖の害どころではなくなっているかも知れませんが、
大切なことなので載せますね。
病気を良くする上でも重要事項です。
こちらの記事も参考に
白砂糖の害は恐ろしい~これを防ぐために
この本はご自身が大病を患ってそれを克服された経験から、クスリを使わず食事や断食、健康法などで
難病患者さんを診られていた医師だった故・甲田光雄先生著です。
甲田光雄先生自身自身、若い頃から内臓疾患を色々患っておられたそうです。
その理由が大食漢と甘いもの(白砂糖)好きにあったようです。
それを甘いモノを断ち、少食や断食、生食(今はローフードなどもありますね)、西式健康法を実践されることで自らの病気を治したというお医者さんです。
他に先生は病気治しについて「心の宿便」についてもお話されていますが、
ここでは白砂糖に絞って紹介して行きます。
・白砂糖はカルシウムを奪う
・白砂糖はビタミン類を奪う
・砂糖の過食は肝臓を悪くする
・砂糖の過食で胃腸病に
・砂糖と皮膚との関係
・砂糖の過食でも動脈硬化になる
・砂糖の過食は心筋梗塞を招く
・砂糖の過食でグローミューが障害されるとどうなるか
グローミューの生涯で脳出血をおこす
心臓性ショックとグローミュー
しもやけ・赤鼻とグローミュー
・砂糖の過食はガンの原因にもなる
・その他
色々書かれてありますが、今回は1番目の「白砂糖はカルシウムを奪う」から要点を抜粋します。
白砂糖の害
①白砂糖は体内のカルシウムを奪う
われわれの血液は健康状態においては常にpHが7.2~7.4の弱アルカリ性を保っている。そして、この内部環境を常に一定に保持し続けるために幾多の緩衝作用を生体は有しているのである。
砂糖の過食は血液を酸過剰の状態に導き、その結果アシドージズを招来することになるのだ。
これでは生体が健康を維持することが不可能になるため、体内の予備アルカリであるカルシウムなどが動員され、アシドージズの中和作用が行われる。
したがって、毎日のように砂糖菓子の過食が続けば、遂に体内のカルシウム欠乏を来すことは明瞭である。
砂糖食品を過食して大きくなった青年が、図体だけは大きくても骨細で風邪だ扁桃腺炎だ、やれ湿疹だと病気ばかりしている。
かようなカルシウム欠乏の虚弱な青年達はまた、神経過敏であって、決して落ち着きのある円満な性格にはなり得ないだろう。
近年、若い青少年の間にノイローゼや神経衰弱で悩む者が多くなっているが、反れも彼らが毎日食べている砂糖菓子や甘い飲み物が原因となっておりはしないだろうか。
砂糖の過食がカルシム欠乏となり、その結果として腸の蠕動運動が弱くなり、便秘症へと発展して行くもともまた見逃してはならない重要な事である。
近年、便秘症で悩む人々が意外に多く、これが万病発言の元になっていることを知るならば、糖害の恐怖をまた一人強く感じられるであろう。
ドイツの自然療法家ブラウフレが「白糖は灰盗なり」と唱えて早くから警告しているし、近代民間療法家の先達桜沢如一先生、二木謙三博士、西式健康法の西勝造先生も、白砂糖とカルシウムの関連について早くから一般民衆の啓発に努めておられる。
これら先達の英知は今日の三食(白米、白パン、白砂糖)による食生活の退廃が、民衆保健の危機を招来するであろうことを、すでに早くから洞察しておられたに違いあるまい。
知ることから始めましょう
今の世の中で砂糖(や人工甘味料)を完全に無しで生きることは難しいと思います。
ですが、大切なことはまず知ることなのですね。
知ってどうするか?
なのです。
知っていたら自分で選択が出来ます。
逆に知らないでいると、選ぶこともできず、また自分が病気になった時に原因の一つとして考えることもできません。
そして困った時にただ何かに依存してしまうことになります。
知ろうとしないこと、無関心、依存心こそが病気の原因とも言えるのではないでしょうか?
自分が生きている世の中の現実のことであり、自分自身の人生のことです。
私も学んで来たこと、実践してきたことは継続して発信して行きます。
一緒に学んで行きましょう(^^)
次回は②の白砂糖はビタミン類を奪うから抜粋しますね。
宜しくお願いします。
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