驚くべき報告をさせていただきます。
左肺いっぱいに溜まっていた水が1/3までに減っているという症例です。
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この方は、女性当時50歳(Sさん)です。
別の機会に報告しますが、Sさんは乳がんでかなり進行した状態で治療に来られました。
今回の件は、その治療の過程で起きた変化です。
初診は2020年10月7日。
乳がんの痛みの為、痛み止めの薬を飲んでいました。
(患部は炎症を起こしていて多少の出血もありました)
また左肺に水が溜まっていて、歩くのも結構辛かったようです。
他に、背中に痛みがあるということでした。
呼吸筋が硬化していることが胸水に影響している?
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触診したところ、
・左の背中の筋肉が異常に硬くなっている。
・お腹はみぞおちが硬くなっていて軽く触っても圧痛を感じる。
・また左胸は乳がんの炎症全体的に硬くなっている。
・腹大動脈が異常に硬い
・肝臓部に圧痛がある。
・脈拍が90ある。
・手足の冷え。
などの状態でした。
胸水の見立てとしては、
・呼吸筋(肋間筋、横隔膜)や背筋が硬化しているために胸郭の動きが制限されている。
・次に、胸郭の動きが制限されていることで、その中に収まっている心臓と肺の動きが制限されている。
・その結果、心臓と肺の機能が落ちて肺に水が溜まっている。
と考えました。
あとは左胸の乳がんの炎症がどこまで胸水に影響しているのか?というところです。
実際の治療は、
・痛みの出てる左背中の筋肉を緩める
・みぞおち(横隔膜と心臓)の硬化を緩める
・左胸の炎症の部位の治療(これは次回の書きます)
を中心に、肝臓、動脈などの腹部治療。
それに全身治療をすることにしました。
初回の治療後、背中の痛みの症状が楽になり、呼吸も楽になったのが実感できて喜ばれ、
週3回で通院していただくことになりました。
その後、治療毎に徐々に呼吸が楽になり、随分楽に歩くことが出来るようになって行かれたのです。
肺の水が減ってお医者さんも驚いた
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こちらはレントゲン写真ですが、明らかに左肺の水が減っているのが分かりますね。
(背骨が左に引っ張られて曲がっているのがわかるでしょうか?
筋肉の硬化、収縮が骨を引っ張り、肺を圧迫しているようです)
これは特に、
・呼吸筋を緩める。
・心臓と大動脈を緩める。
治療をした結果、それぞれの機能が回復した結果だと思われます。
医学的には肺の水は減ることは無いと考えられているようで、
「このクスリで肺の水が減るはずがない(当初は少しクスリを飲んでいた)」
と医師はビックリしていたようです。
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現在の様子とこれから~油断せず、生き方を変える
2021年10月現在、左肺の水は完全には無くなってはいないようですが、生活に支障はないようです。
背中、みぞおちの硬化がまだまだありますし、左胸の炎症の後の硬化がありますので、それらを緩めて行きながら全体の状態を整えて行けば、肺の水は無くなる可能性があるのではないか?とみています。
とにかくご本人は少し良くなったからと言ってまだまだ油断できる状態ではないので、
無理をしないことです。
誰にでも言えることですが、ご本人の生き方、思考が現在の状況を創りだしているので、
根本治療は自分の思考、生き方を変えること。
そのために心の治療も同時進行で進めています。
一般常識に囚われない
これは現代医学という常識では考えられないようですが、事実、こういう事もあるのですね。
今の世の中は現代医学が全てで正しいと思い込んでいる方が多いのではないでしょうか。
ですが、実際は現代医学も多々ある治療の一つに過ぎずないのですね。
その広い医療の世界の中のたった一つの枠の中のことが、正しい・常識と思われているだけなのです。
現代医学で治らない、良くならない、と言われても絶望する必要はないのだと思います。
先日のYOUTUBEで、私は選択肢が沢山あることが大切だと話しましたが、
それはこういう事から言っているのです。
一つの事しか知らず、それで駄目なら終わり、ではなく、
幾つも選択肢があれば、自分に合う治療法が見つかるかも知れません。
そういう意味でも、コツコツ症例を載せて行きますので、
これからもどうぞよろしくお願いします。
次の記事 乳がんの患部の痛みが消え、出血が止まっています 浜松市
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