以前改善症例で紹介した、
・眼が強く痛む
・眩暈(以下、8年前から)
・耳鳴り
・頭痛
・肩こり
などの不定愁訴があるNさんですが、眼はセルフケアを教えて取り組んでいるのもあり、随分改善されています。
その後の様子を載せます。
内臓の機能低下が問題
前回の記事にも書きましたが、Nさんは腹部(内臓)の状態もあまり良くないのです。
胃が張っていて、大腸も硬くなっています。
内臓が弱い方は病気になりやすいのです。
私が思うに、内臓が弱っていると言うことは、
「内臓の機能が落ちている=許容量が低下している」
ということです。
ということは、ちょっと多めに食べるとそれがもう胃腸など内臓の負担になってしまうと言うことです。
食べると胃腸で消化・吸収されますが、その時に結構エネルギーを使うと言います。
弱っている胃腸に許容を越える食べ物が入ると、消化・吸収するために胃腸は一生懸命頑張ります。
すると、その為に胃腸に血液を集めなければいけません。
人が生きて行く中で必要な場所は手足や脳よりも内臓です。
内臓を守るのが先なので、他のところの血液がお留守になってしまいます。
身体の他の場所の血液が行きにくくなります。
こういった理由もあって、元から弱い(筋肉が硬くなって血流が悪い)、眼、頭、耳、首などに症状が出ているとも考えられます。
内臓の改善方法
全身に血流が回るには内臓の状態が良いことが必須です。
なので、患部(眼、耳、頭、首)の治療と腹部治療をすると同時に、
①腹部内臓のセルフケアを教えてやってもらうようにしています。
②胃腸の状態が良くない場合の処方として、固形物を控え目にしてもらい玄米クリームを食べるようにしてもらっています(これについては今後、別に書きます)。
③更に、スイマグ(水酸化マグネシウム)という依存性のない緩下剤を飲んでもらい、便が出やすくするようにしてもらっています。
その結果、胃の張りは少しずつ改善されています。
腸に便をためると血液が汚れる
便をためないと言うことはとても大切なのです。
腸内に留まった便は体温で腐敗し、ガスが発生します。
それが腸壁から吸収され血液に取り込まれ、血液を汚すと甲田光雄先生は言われています。
その汚れた血液が身体中に周り、眩暈や頭痛をなどの症状を起こす原因にもなるのですね。
Nさんは70歳というのと、病歴が長いのもあるので時間はかかると思いますが、上記の胃腸の改善のセルフケアを継続して行くことで血液も奇麗になり、また治療をすることで不定愁訴なども今後改善されて行くと考えられます。
本人の努力も大切
現在の医療に対する認識は、悪くなったら病院に行く。
お医者さんがやってくれる。
クスリを飲めば良い。
という考えがまだまだ主流だと思います。
しかし、病気は少なからず本人がつくって来たものと言えますので、本人の生き方、考え方を変えることがとても重要です。
例えば、週1回で治療を受けるとして、治療時間は1時間です。
ですが、1週間は168時間あります。
治療以外の167時間をどう過ごすで、病気が良くなるかどうかは大きく左右されてくることを知っていただけたらと思います。
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