今回は膝の痛みが改善している報告をします。
Kさん(女性・56歳)は腰・膝が気になって長く歩けないと言うことで来られました。
初診2021年12月2日
●腰椎分離すべり症と診断(中学の時)
●右足の痺れと痛みで歩けなくなった(3年ほど前)。
●右膝の痛み・腫れが出て水が溜まったので抜いた(2021年夏ごろ)。
●右股関節は先天性股関節脱臼と言われた。
身体を観ると、
・両下肢が内側に巻いている(内旋)
・右膝が伸びていない
・腰が反っている
・足首の内反
触診すると、
・膝のお皿(膝蓋骨)周りの硬化
・膝裏の筋肉の硬化
・足首周りの筋肉の硬化
・右股関節周りの筋肉が異常に硬く(麻痺している)~お腹の奥の筋肉の硬化
が見られました。
これらのことから、
股関節の内側の筋肉が硬くなって内側に下肢を引っ張り、
❝膝関節でねじれが起こって❞負担がかかって痛みが出ていると考えました。
筋肉を緩めることで痛みが改善する
◉初回の治療は、膝周り、股関節周り、足首周りの筋肉を中心に緩めて行きました。
治療後、膝の痛みは改善。
右足だけで立つのは難しい。
あぐらはかけない。
◉5回目(2022年1月6日)
片足で立てるようになる。
あぐらがかけるようになる。
下肢がまっすぐになってくる
(右)股関節周りが外に開くようになり、膝も伸びるようになった
◉6回目(1月12日)
更に片足立ちが安定してくる。
背中を後ろに反らしやすくなる。
内側に巻いていた足(内旋)がまっすぐになってくる。
これらは足関節周りと股関節周りを緩めた結果、踏ん張りが利くようになったのだと思います。
現在、このような変化が出ています。
長く悪かった方は、すぐにではありませんが、適切な治療を継続して行くことで
良くなって行く可能性はあるのです。
今後も変化を載せて行きますのでよろしくお願いします。
膝の痛みも筋肉の硬化が原因
所謂「膝痛」ですが、これも実は筋肉の硬化が原因で痛みが出ていることが多いのです。
勿論、では何故筋肉が硬くなるのか?という根本の原因も考える必要があります。
それについては今後の変化と共に紹介して行けたらと思います。
次の記事 先天性股関節脱臼が改善して、しゃがめるようになっています
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