改善症例

側弯症 背骨の歪みに対する治療の解説です 浜松市

2023年04月03日

前回は側弯症、背骨が歪んでいる方でも改善する可能性があることを書きました。

前の記事 側弯症 背骨の歪みに対しての治療です 浜松市

今回は、

Hさんの身体の状態がどうなっていたかと言う見立て、などについて書いて行きます。

身体の歪みに対する見立て

まずはHさんに立ってもらって身体の状態を診ることにしました。

下から診て行くと、

・左の膝頭が前方に出ていて膝関節が伸びていない状態

・骨盤の左側が低い

・背骨は右に側弯

と言う状態になっていました。

これを更に掘り下げてみると、

・左膝が伸びていないことで結果的に左足が短くなり、

・そのため骨盤は左が低くなっていた。

・また骨盤が左に傾いている影響で身体はバランスを取ろうとして、腰部は左に湾曲するようになり、

・腰部から背中にかけて(背骨 腰椎~下部胸椎)は右に湾曲する、

といったことが起こっていると観ました。

しかし、背骨は自ら歪むのではないのです。

背骨の周りに付着している筋肉が硬くなり短くなって骨を引っ張っているのです。

その結果、背骨が歪み側弯症になっているのですね。

Hさんの場合で言うと、筋肉が硬くなって縮んでいる場所は、

・左足の膝裏(膝関節)

・左右腰部(重度の腰痛)

・左の背中(つることがあった)

でした。

(実際は全体的に筋肉が硬くなっていました)

何故、身体は歪むのか?

これは人間の誰にも共通することです。

・足は必ず地面に着いていますね。

・そして眼(頭)は水平を保とうとしています。

片足で立つことは基本的にしないし、頭が傾いて眼が斜めになっていたら歩きにくて仕方ありませんね。

このように、足元と頭は変わらず、元足から頭の間でバランスを保とうとする結果、側弯症が起こるのです。

こう考えると、側湾症も生きるための身体の反応と言えるかも知れませんね。

それでは次回は、実際に行なった施術内容について書いていきます。

宜しくお願いします。

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