改善症例

坐骨神経痛 足の痺れなどに対する治療です 浜松市

2021年12月03日

今回は臀部から太もも、脛(すね)の痛みと痺れで歩くのも辛かった方の改善例を

報告させていただきます。

Tさん(男性・60歳)は肉体を使う仕事(自営業)をされていて、

その影響から5年ほど前に一度「坐骨神経痛」を発症しました。

その時は治療を受けて良くなったようですが、今回、再発したのをきっかけに

治療を受けに来られることになったのです。

●初診 2021年5月13日

●主訴 

 ・右下肢の臀部の痛み

 ・大腿後面の痛み

 ・右下肢のすね、足の甲、足裏の指の痛み・痺れ

3週間くらい前から酷くなって50メートル歩くのも辛い状態だったそうです。

(元々は左足が痛かった)

●普段の他の症状 

 ・両足(すね~足首)の浮腫み

 ・肩こり

筋肉がガチガチに硬化していて感覚が麻痺していた

坐骨神経痛は「梨状筋症候群」とも言われ、梨状筋(臀部の筋肉)が硬くなって

坐骨神経を圧迫することで痺れの症状が出ると言われます。

触診するとTさんも例に漏れず、両足の、

 ・臀部

 ・太ももの後面

 ・ふくらはぎ、すね

の筋肉が異常に硬くなっていました。

右足を更に細かく触ると、

 ・臀部(中殿筋~梨状筋)

 ・鼠径部(大腰筋)~太ももの外側(大腿四頭筋、大腿筋膜張筋)

 ・ふくらはぎの外側(腓腹筋)

 ・すね~足首(前脛骨筋、腓骨筋など)

 ・足裏・足の甲(足首の動き、指の動きが悪い。指の感覚が鈍い)

が異常に硬く、特にスネは触っても押しても感覚が無く、鈍感になっている状態でした。

これらの筋肉が筋疲労で硬くなることでけ血管や神経を圧迫し、痛みや痺れが出ていると思われます。

鈍感になっているのは痛みを通り越した状態です。

痛んでいる時(休めのサイン)に無理をすると身体は痛みの感覚を消してしまうのですね。

その場合、重ダルい、疲れやすいという症状がでることが多いです。

鈍くなった感覚を取り戻す治療をする

●初回(5/13)

先ずは感覚が鈍くなっている、

 ・右の臀部

 ・鼠径部

 ・足の指

を中心に治療を始めました。

触っても感覚が無い、と言うのは痛みを通り越して感覚が鈍感になり感じなくなっている状態なので、

そういう時はまず敢えて強く押して刺激して痛みを出し、感覚を取り戻す必要があるのです。

感覚が戻れば、そこからは筋肉を緩めて痛みを取る治療に移行して行きます。

治療後、臀部・鼠径部・すねの感覚が少し戻って来ました。

●2回目(5/21)

臀部は痛みの感覚が戻ってくる。

脛の外側・鼠径部がが張っているのが楽になる。

●3回目(5/21)

右足の甲の感覚が戻る。

右臀部はまだ違和感が残る。

◉4回目(6/4)

右臀部・鼠径部の違和感がかなり消える。

治療毎に少しずつ改善して行く

このように、感覚が鈍感になっていた方でも、適切に治療して行くことで改善は可能です。

「感覚を取り戻す→痛みを取る→可動域を出す」

この繰り返しをして行くことで、更に改善されるでしょう。

長く患っていたり症状が重たい方は回数・時間はかかります。

ですが、根気強く継続することで改善の可能性は高まるでしょう。

Tさんの経過は、今後載せて行きます。

宜しくお願いします。

 次の記事 足の痺れ、浮腫みは循環障害・筋硬化が原因

【動画】痛みと痺れで50メートル歩けなかった坐骨神経痛の改善症例です

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