ここでは長年の酷い腰痛で、常に腰周りに痛みと重だるさの症状があった方の症例を報告します。
腰痛は特別なものではなく、あって当たり前ぐらいの感覚があると思います。
ネットでの情報によると、日本人の約3000万人くらいが腰痛持ちとも言われています。
それだけ多い疾患でもあり、意外と良くなっていない疾患でもあるようです。
今回紹介するYさん（女性 52歳）も、長年にわたる腰痛持ちで色んな治療院に通ったけど改善せず困っていたのでした。
体験施術で変化を感じた
Yさんとは、私が旅をしていた時に出会った方です。
静岡市に滞在中、出会ったある友人がイベントを主催していて、そこで施術体験で出店させてもらえるようになりました。
そこに、如何にも身体がダルそうな女性が現れ、施術ベッド（座布団二枚でしたが）に倒れこむように横になりました。
そして「腰が辛いんです」と言われたのです。
よく聞くと、長い間腰痛がとても酷くて常に重ダルさがあると言う事でした。
体験施術と言うことで20分ほどしか施術を出来なかったのですが、施術後に変化を感じてビックリされました。
そして、その後も施術を受けたいと言われ、本格的な治療に入ることになりました。
前屈が全然出来ないほどの腰痛
初診時（平成28年9月14日）のYさんの状態
・主訴
腰痛（歴30年）で常にダルさがある。前屈が出来ない。
あごの痛み 痛くて開けられない（固形物はあまり食べられない）。
・既往歴 子宮筋腫
※茶道の先生をししている
ということが分かりました。
本人の自覚する症状
仕事柄、負担のかかる姿勢をしているようでした。
動きを確認したところ、前屈が全くと言ってよいほど出来ず、相当腰周りの筋肉が硬くなっていることが考えられました。
腰周り～臀部、背中、首までが異常に硬くなっている
次に全身の状態を確認するために触診しました。,
すると、
・腰周りから臀部にかけて異常に筋肉が硬化している。
・背中から首にかけても筋肉が硬い。
・あごの筋肉も硬くなっている。
という状態でした。
筋肉の硬くなっているところ
Yさん自身は腰周辺に痛みと重ダルさを感じていましたが、実際に触診すると臀部や背中、首にも痛みを感じていました。
このことから、Yさんの症状は腰だけの問題ではないと言うことが分かります。
それでは次回は実際の治療とその変化について書いて行きます。
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