パートナーのTちゃんが旅立って四十九日が過ぎました。
心の整理が出来ている訳ではありませんが、少しずつ文字にしていこうと思います。
私が浜松で治療活動をするにあたって決めていたことがあります。
それは、
『次、難病の方が来たら、僕はその人を治して二人で幸せに生きて行く』
ということでした。
私は自分自身が子供の時からクスリの副作用で苦しんで来た体験があり、
また31歳の時に出会った甲田光雄先生の影響もあり、
(他には血液循環療法、千島学説)
どうしても難病の方の治療に意識が行きます。
大阪の時も、難病患者さんの治療をさせていただいていました。
ですが、その時の私にはどうしても「何ともならない」という壁にぶつかって、それで一旦活動を辞める事にしたのです。
それは心の問題でした。
難しい病気の人ほど、心の問題を抱えているのが分かってきたのです。
ですが、自分の心にも向き合えていない人間が、人の心のことが分かるはずがない。
そう思うと、一人になって自分に向き合うしかないと思ったのです。
そして旅に出ることにしました。
旅の中で自分と向き合う中で、見えて来たことがありました。
それが親子関係でした。
そして、父に会いに行って、色んな話をすることで(最初は父は、昔のように、お前は〜、あの時〜と言う話をして来て会話になりませんでしたが)過去のわだかまりが解けて行きました。
私自身の心の問題に向き合い、父との関係性がかなり改善されたので、これで次に進めると思ったのです。
2017年頃までは、例えば癌患者さんの治療の依頼があっても、私にはできる自信が無く、断っていました。
でも、上記の体験をして、自分に「やってみるか?」と問いかけた時、「次はやる」と答えることが出来たので、また治療活動を再開することにしました。
それが浜松で、と言うことになったのです。
そして、眼の前に現れたのが、Tちゃんでした。