前回までは問診、触診してある程度の見立てをしました。
今回は、それでは実際に治療して行ってどうだったか?について書いて行きます。
硬くなって痛みが出ているところを緩めて行く
初回の治療は眼、おでこ、首を中心に、右の肩回りも行っていきました。
まずは眼についてです。
前回も書いたように、硬くなっている眼と骨の隙間を緩めて行きました。
最初は軽く触っても痛みを感じられていたので、本当に軽く触って行きました。
繰り返し施術をして行くと表面から徐々に緩んで行き、同時に痛みも軽くなって行くので徐々に指を深くまで入れて行きました。
そうすると、奥の方に硬くなっているモノに当たりました。
これが恐らく眼を動かしている筋肉(外眼筋)と思われます。
感覚が鈍くなっている時の触り方
次に前頭部(おでこ、眉間)も治療して行きました。
前回も書きましたが、Hさんのは前頭部に常に重ダルさを感じていて、触診時に触っても何の感覚も感じられなくなっていました。
これは疲労が溜まり過ぎて感覚が鈍感になっている状態です。
痛みが出ている時よりも悪い状態と言えます。
こういう場合には、指で敢えて強めの圧を長めの時間かけ続けます(一回10秒ほど)。
それを何繰り返していくと、少しずつ痛みを感じるようになって来ます。
Hさんも、ただ押されている感覚から少しずつ痛みを感じるようになって来たのです。
これは感覚が正常に戻って来たと言うことです。
痛みを感じるようになると、圧を弱めにして緩めて行きました。
眼がはっきり見えた!
初回の治療後、帰宅したHさんから
「7つくらいに見えていた信号機の明りが帰りには一つになっていました!」
と連絡がありました。
半ば諦めていたようですので、一度の治療で変化が出たことにとても喜んでおられました。
それではこの続きはまた次回書いて行きます。
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