改善症例

脊柱管狭窄症 問診から見えてくること 東京都世田谷区

2023年07月03日

ダメもとで治療を受けられることになったKさん。

ですが、治療をして行くと随分改善されることになりました。

 前の記事 諦めていた、太もも、足裏の痺れ

それでは今回は、実際の治療について書いて行きます。

問診から見えてくること

病気、症状と言うのはあくまでも結果です。そこに至るまでの経過(原因)があるのです。

それを知ることが治療の第一歩なのですね。

Kさんとは初診の前にZOOMで一度相談に乗らせていただきましたが、それと当日の問診とから見えてきたことがあります。

・足裏の痺れ

これについては、足裏の筋肉が(多分筋疲労でしょう)硬くなりすぎて神経が鈍感になっていると考えました。

・足首が浮腫む

足首の浮腫みは、足首や脛周りの筋肉が硬くなり過ぎて筋肉が働けなくなった結果、血流が心臓に帰っていく事ができなくなり症状として出ていると考えました。

・歩行時に左大腿部前面が痺れる

この痺れについては脊柱管狭窄症から来ていると言われたようですが、私はこれは鼠径部(股関節前面)の筋肉が硬くなった結果、そこの神経を圧迫して痺れが出ていると考えました。

・適度な運動をしていたところ、足先の痺れは減少していった。

これについては、適度な運動、有酸素運動することによって血流が良くなり、それで一時的に痛み物質が流されて症状が改善したのだと思います。

Kさんは若い時から激しいスポーツをしていたようですから、それがある程度高齢になってきた時に症状として出た可能性もありますし、本人は無理をしているつもりはなくても昔の感覚で身体に負担をかけている可能性もありますね。

代償運動について

ある動作をする時に本来使う筋肉が何らかの理由で使えなくなった時、他の筋肉で補おうとする働きのことを言います。

Kさんの場合、足首の痺れ、足関節周りの浮腫み、大腿部~股関節前面の痺れがありました。

これは絶対と言うわけではないですが、足指~足関節が硬くなり過ぎて筋肉が使えなくなり足の踏ん張りが利かないことが、大腿部~股関節周りの筋肉を負担をかけることに繋がったのかも知れません。

話をきいた限りでは、このような見立てをするに至りました。

それでは次は実際に身体を触ってみた時(触診)のことを書いて行きます。

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