今回は乳がんで痛みと出血がある。胸水が溜まっている。肝機能が悪いなどの症状があったSさんのその後の様子と、変化の理由を客観的な視点から書いて行きます。
前の記事 心が楽になっています がん治療 浜松市
日常生活が送れるようになっている
当初、痛みが酷くて横になって寝ることさえできなかった(数年間、熟睡できなかった)のが、今はゆっくり熟睡できるようになっています。
また、呼吸がしずらく長く歩くことができませんでしたが、今は以前より長く歩けるようになっています。
胃の調子も悪くなっていて、食べると胃が苦しくなったり喉に詰まる感じがしていましたが、今は随分食べられるようになり、喉の詰まり感も軽くなっています。
脈拍は80以上あり酸素濃度が90台前半でしたが、現在脈は70台の時もあり酸素濃度は90台後半~100%の時も出てきました。
精神面で言うと、以前は思っていることを話せない状態でしたが、今は人にモノを頼んだり冗談が言えるようになってきています。
ある時期から声のトーンが上がって来たので、調子が良くなって来たんだな!?と感じることがありました。
2020年の秋の時点でお医者さんからは「明日死んでもおかしくない」と言われていましたが、2023年現在、旅行に行くこともできるようになり、楽しいことも見つけられて友達も増え、以前より人生を楽しめるようになってきています。
前回までにも変化の様子と何故良くなったか?は書いていましたが、今回改めて何故回復に至っているかを書いて行きます。
生き方(考え方)を変えることの大切さ
Sさんが回復に向かっている一番の要因は客観的に観て、
・ゆっくり休めるようになった
・考え方に余裕が出てきた
・食事にある程度気を付けている。
・当院を含めた治療。
のように思います。
下記にも同じことがグラフで書かれています。
見えない世界の大切さ
現代の主流の医学では人を物体とみなして、自然治癒力も認めていません。
要するに見えない世界や神と言った人間には計り知れない何かがあるという存在を認めていません。
ですからクスリや手術という方法しかないのです。
ですが、病気という文字はそもそも「気の病」と書きますね。
元氣
氣持ち
なども眼には見えませんが、そういった見えない世界、心の世界を氣という言葉で表していたのだと思います。
また日本人は「八百万の神」と言うように、自然そのものに人間の力を越えた何かがあると感じていたのだと思います。
実はこう言った見えない世界がとても大切なことなのです。
皆さんも気持ちが良い時や悪い時、気が落ちたりした経験はあるでしょう。
例えば悩みが続くと頭が痛くなったり、心が苦しいと胸が痛くなったり、緊張するとお腹がいたくなったり、ということもあると思います。
極端な話、治らないと思い込んでいる人は治ることはないでしょうし、治ると心から信じている人は良くなる可能性は出てくるでしょう。
見えない世界が土台だからです。
その心、見えない世界という土台がある上に食事や治療といった身体に対するアプローチが加われば改善する可能性はあるのだということです。
私から観て、Sさんは当初は考え方に問題を抱えていました。
自ら身体を悪くしてしまうような考え方をしていたのです。
何でも自分でやらなければいけないという思い込み。
世間一般の常識的な考えにとらわれ過ぎていたこと。
そういう考え方の元に長年生きていたから、思考がそこで凝り固まってしまっていたのだと思います。
自分の癖は自分ではなかなかわかりません。
環境がそうさせているという面もありますから、全てがSさんの問題とも言えません。
自分に向き合う 覚悟 決断
ですが、それはそれとして、その上で、でもやはり自分を変えなければ何も変わらないのです。
変えるためには自分と向き合うことが必要ですし、そこには大きなエネルギーを必要とします。
それは言い換えると「覚悟・決断」です。
厳しいけど、それをしないことには何も変わりませんし、それができれば可能性はあるのです。
これが最も重要であり最も難しいことでもあると思います。
私としても、だからこそ敢えて厳しい言葉を言わなければならない時もあります。
相手の命、人生がかかっているからです。
聞こえの良い、一見優しい言葉を言うことが優しさだとは思いません。
Sさんは少しずつですが、生き方、考え方が変化してきたことで精神面が楽になって行き、また色んな治療と当院での治療で変化してきています。
お医者さんに「もう長くない」と言われたって、それが正しいわけでも絶対でもありません。
病気を治すのは根本的には自分自身の免疫力、自然治癒力であり、その力を信じることです。
自分自身を信じること。
その覚悟を決めること。
そして具体的な行動に移すこと。
その時に一般常識とは違った結果が得られるかも知れません。