改善症例

静脈血は筋肉の働きで心臓に還ります 浜松市

2022年07月11日

重度の坐骨神経痛・足の浮腫み・感覚麻痺の患者さん(Tさん)の症例の続きを書きます。

ここではTさんの足首~脛までの浮腫みが改善したことについて解説をします。

今まで書いてきたように、Tさんは足首・脛・ふくらはぎ・大腿部・臀部の治療をして行くことで痛みや痺れが改善し、鈍くなっていた感覚が戻っています。

その過程で浮腫みの症状もだいぶ改善しています。

動脈は拍動、静脈は筋ポンプ作用で流れる

何故浮腫みも改善したか?についてですが、

足の浮腫みについて言えるのは静脈血が心臓に還って来にくいことに原因があります。

心臓から出た血液は、動脈血として心臓と血管の拍動によって抹消の血管(毛細血管)まで流れていると言われます。

それに対して心臓に還ってくる静脈血は拍動はしないのです。

ではどうやって心臓に還って行くかと言うと、筋肉の収縮と弛緩の働き(筋ポンプ作用)で還ってくるのです。

それも、下肢の静脈血は重力に逆らって上ってくる必要がありますから。

筋肉が働かないとどうしても下に溜まってしまいやすくなるのです。

筋肉が働けなくなっていたことが原因

Tさんの場合ですが、下肢全体の筋肉が異常に硬化していたため、筋肉の収縮・弛緩の働きが出来なくなっていた。

その為に血液が還ってきにくくなって浮腫んでいたと考えられます。

痺れや痛みも直接的な原因は筋肉の硬化なので、筋肉を緩め、筋肉の動きを出せるようにして行ったことで静脈血も流れやすくなり、結果的に浮腫みも改善したのです。

セルフケアとして毛管運動

Tさんには毛管運動をしてみらうようにアドバイスしました。

毛管運動とは西勝造先生が考案された西式健康法の一つです。

仰向けになって手足を上にあげ、その手足を微振動させることで溜まっている血液を心臓に還しやすくするための運動です。

私も病気治しをしている時毛管運動をやっていましたが、3分ほどやっていると手足の血液が下りてくるのが分かりました。

手足の血液は減るためか微妙に痺れが出ますし、逆にお腹は血液が集まって来たからか、暖かくなりました。

細胞を飢えさせる

西勝造先生のお弟子さんでもあった甲田光雄先生は、

「真空をつくる」

「細胞を飢えさせる」

と言われていました。

毛管運動によって手足先の血液が一時的に足らなくなることで逆に

「細胞が血液を引っ張ってくる」

と言う考えです。

飢えさせて逆に力を引き出す。

これって断食でもそうですし、人生にも同じことが言えるかも知れませんね。

足りていないからこそ手に入れようと努力する、みたいな感じでしょうか。

(これって、畑の根に対しても同じことが言えますね)

入れるよりも「出す」ことが先ず大切

甲田先生も、宇宙の法則は「入れる前に出す」と言われていました。

毛管運動も、意図的に細胞を飢えさせることで入れる力を引き出すことで、

結果的に血液循環が良くなるということですね。

浮腫みのある方は血液循環が良くない可能性があるので、セルフケアとして毛管運動をやってみるのも良いでしょう。

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