改善症例

全身のだるさ 足の柔軟性が大切です 浜松市

2022年03月08日

今回は、足首が硬くて踏ん張れず、片足でバランスが取れなかった方が改善した例を載せます。

Tさん(女性52歳)は、全身の倦怠感が原因で通われています。

その治療の過程で出た変化です。

足指・足首の筋肉が硬いと力が入らなくなる

Tさんの足指・足首を触ると、とても硬くなっていました。

そこでそれらを緩める治療をして行きました。

すると、一度の治療で少し足指に力が入るようになり、地面を掴む感覚が

戻って来たようでした。

その後、治療の度に足指・足首の治療をするようにしました。

その度に足首の可動域が改善して行き、試しに片足で立たせると

バランスが取れるようになって行きました。

足指・足首の大切さ

足首の治療をしている時に太ももの裏がつることがありました。

「代償運動」とうのがあります。

本来の動きをする筋肉が機能しないために他の筋肉が補って働くのです。

Tさんの場合も、足指や足首の筋肉が硬くなって機能しにくくなっていたために、

他の筋肉でバランスを取とうとして、常に負荷がかかっていたと思われます。

本来の機能を取り戻していくことで、他の筋肉の負担も減らすことが出来るのです。

足指を使わない現代人共通の問題

現代人は靴を履くようになって指を使わなくなったことで、

足裏の重心が指から踵(かかと)へ移っていると言われます。

最近は浮指の人が多いと言いますね。

試しに踵の方へ重心を移してみてください。

下肢の後面(太ももの裏側やおしり)の方に力が入るのが分かると思います。

常にその状態で居ると、太ももの後面や臀部の筋肉が緊張し硬直し、

腰痛などの原因になることも考えられます。

また、上肢にも影響を及ぼすと考えられます。

生活習慣を意識して変える

治療の時間は1時間です。

仮に週一回で治療を受けに来られたとしても、1週間(は24時間×7日)168時間なので、

圧倒的に日々の生活の時間が多いです。

それを考えると、やはり日々の生活の中で意識して習慣を変えて行くことが大切ですね。

私は患者さんに、足指のグーパー運動や

歩く時に指を使って地面を掴む動きをするように伝えたり、

足指のセルフケアをお伝えするようにしています。

足指のセルフケアの一環で簡単なものがありますが、

それは後日ブログの方で紹介したいと思います。

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