ここでは眼や前頭部に痛みや重だるさが出ている方の症例について書いています。
Hさんは初回の治療で眼がハッキリ見えるような変化があり、おでこも軽くなりました。
首を緩めることで眼の見え方が変わる
2回目(2022.9.31)
今回も同じように、眼、前頭部、首を中心に施術をしていきました。
眼、前頭部は、触ってみたところ前回に比べて痛みが軽くなっているようでした。
Hさんは首も異常に緊張していたのですが、側頚部だけでなく頭と後頚部の境目が特に硬くなっていました。
ここを緩めて行くと眼の見え方が変わってきたのです。
これは何故でしょう?
では、ここでは眼と首の関係について書いて行きます。
眼と後頚部は関係している
試しに首の後ろ側の頭の付け根辺りの深部を指で触りながら眼を細めてみてください。
また頭や首を動かさずに眼だけをキョロキョロと動かしてみてください。
首のその部分の筋肉が動くのが分かるでしょうか?
ここには「後頭下筋群」と言われる筋群があります。
この筋群は、大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋という4つの筋肉で構成されているのですが、これらが眼の動きと連動しているのです。
眼を使う(眼球を動かす)と言うことは、後頭下筋群も使うことになるので、眼球を動かす筋肉(外眼筋)の筋疲労は後頭下筋群の筋疲労にも繋がると言うことです。
また後頭下筋群が硬くなると、首や頭の血流が悪くなり、頭痛やめまいなどの症状が出ることがあるのです。
こういった理由で、眼の症状が出ている時は眼の施術に加えて後頚部の施術をすることで改善する可能性があるのです。
他にも眼、首と関係している事がありますが、それは次回に書いて行きます。
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