改善症例

脳出血 指、肩が動かない リハビリ後の施術 函南町

2023年09月25日

今回は、脳出血で半身麻痺になった方の施術について書いて行きます。

Sさん(68歳・男性)は3年前から治療で通われていました。

随分調子が良くなったのと住まいが遠方(函南町)ということで、暫く治療に来られていませんでした。

発症前に異常なコリがあったが・・・

2022年の6月頃です。

北海道に行く途中の空港でSさんからLINEで連絡があったのですが、4月に脳内出血を起こして入院していたと言うのです。

右手、右足に麻痺が残り、軽い言語障害もあったので、その時はリハビリテーションセンターに移っているということでした。

発症する前は腰から背中、肩、首が異常に凝っていたようで、「ああいった状態をそのままにしていたのが良くなかった」と反省されていました。

回復したら、また施術を受けたいということでした。

その後も時々連絡をとって様子を聞いていました。

そして、最初の連絡から1年と2ヶ月が経ちましたが、リハビリを頑張って回復して行かれ、家族の運転で治療を受けに来られたのです。

リハビリ後の治療として

治療の時(2023年8月12日)は、リハビリを頑張られたので右足は動くようになり、言葉も問題なく話せるようになられていました。

ですが、

・右の指・肘関節・肩がなかなか動かず常に重く感じる

・右の腰が痛い

と言う症状が残っていて自分では良くできないので、治療で良くならないか?ということでした。

発症からこれまでの経過

まず、発症前からの流れを聞いて行きました。

・先述のように、背中・腰・肩・首に異常なコリがあった。

2022年4月

・急に右手が動かなくなる(脳内出血が原因。感覚が無くなり、冷たく感じる→その後もずっと冷たい)。

・その2日後、右足も動かなくなる。

・右手・右足・顔に麻痺が出る。

・入院→リハビリテーションセンターに移ってリハビリ開始。

2022年7月末

・足は動くようになり、1日2~4Km歩けるようになる。

・手がまだまだ思うように動かない。

・肩から指先までの血流を良くしないといけない、と言われている。

8月

・主に手指を動かす訓練をしている。

9月

・自動車教習で運転の練習をしている。

10月末

・退院する(6ヶ月半ぶりに自宅に戻る。発症から1年間は運転が出来ない)。

筋肉がガチガチに固まっていた

右手の指ですが、関節の動きが悪くなって自分では思うように動かせない状態でした。

やはり冷えを感じました。

肘関節も同様に硬くなっていました。

右腕自体は、ある程度まで上に挙げることは出来ますが、肩に重ダルさを感じているようでした。

「半身麻痺」は、脳出血や脳梗塞によって脳の神経細胞が損傷されることで、運動することや感覚が障害される状態を言います(損傷したのが右側の脳なら身体の左側に、左側の脳に障害があれば身体の右側に運動麻痺の症状があらわれます)。

Sさんは、麻痺して動かせていない間に筋肉が凝り固まってしまい、脳からの信号は届いてはいるけど思うように筋肉が動いてくれない状態(血流障害=冷え)になっていると考えました。

と言うことは、筋肉を緩めて行って(=血流改善)機能を回復させれば、改善する可能性があると言うことです。

それでは続きは次回に書いて行きます。

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