今回は長年患っためまい・ふらつき・耳鳴りが改善した例を報告します。
その前に、まずメニエール病とは何で、
一般的に言われている原因は何なのか?
ということを、要点を抜粋して書いて行きますね。
メニエール病とは?
●原因は?
メニエール病とは、体の平衡感覚をつかさどる耳の奥の“内耳”にリンパ液がたまる「内リンパ水腫」
よって生じる病気のことを言います。
しかし、どのようなメカニズムで内リンパ水腫が生じるのか明確には解明されていない、
ということのようです。
●症状は?
ぐるぐる目が回るような回転性めまい、耳鳴り、難聴難聴、吐き気、などです。
いったん症状が治まったとしても再発しやすいことが特徴のひとつ。
再発を繰り返していくうちに症状は悪化していき、聴力が徐々に低下することが特徴、
と書かれてあります。
●治療は?
・薬物療法
めまい発作を抑える薬、内リンパ水腫自体を改善する薬が使用される。
内リンパ水腫を改善するためには利尿剤やステロイド薬が有効とされています。
・憩室内注入術
鼓膜に穴をあけ、鼓膜の内部に薬剤を直接注入する治療法。
・手術
このように、メニエール病は一般的には再発を繰り返しやすい病気で、
薬や手術というのが基本的な治療ということのようです。
それでは、そのメニエール病がどのようにして良くなって行ったのかを書いて行きます。
宜しくお願いします。
子どもの頃から身体が弱く、クスリを使っていた
Yさん(女性・当時52歳)
初診 平成28年9月14日
◉主訴
・めまい
・頭がボォ~ッとする。
・耳鳴り(左右)で話が聞こえにくい。
・身体のだるさがある。
・首~背中の痛み
◉既往歴
・メニエール病
・右耳・・・難聴
・左耳・・・真珠腫
Yさんは子どもの頃から身体が弱かったそうです。
母親はクスリを好んで使う人だったようで、中耳炎をする度に病院に連れて行かれ
クスリを飲んでいたそうです。
30歳の時に左耳の真珠腫の手術をしましたが、聞こえが悪化(難聴)。
その1年後に右耳も聞こえにくくなり、眩暈も始まる。
長年、両耳が聞こえにくい中で孤独感を感じて来たようです。
最初に会った時はフラフラしてダルそうで、会話もろくに聴けていない状態でした。
富士市の方で遠方でしたが、友人の紹介で私の事を知って施術を受けに来られたのです。
症状が出ている場所が硬くなっていた
初診時に全身を触ると、
・側頭部(こめかみ)に浮腫みがあり(特に右)、筋肉も硬くなっている。
・耳の中、周りが硬い。
・首、肩、背中の筋肉が硬い。
・お腹は、大動脈・大静脈、肝臓、大腸が硬くなっている。
という状態でした。
初回の治療で変化を感じる
患部を中心に全体の施術をして行くことにしました。
すると、施術後首が楽になり、2日間耳鳴りが改善するという変化があったのです。
Yさんはこれにとても喜び、希望を持たれるようになりました。
そして、遠方ではありましたが2週間に1回のペースで治療を受けることにされたのです。
免疫力を上げるアドバイス
施術後のアドバイスとしては、
・朝食抜き、和食中心の1日2食
・甘いものは控え目にする
・緩下剤のスイマグ(水酸化マグネシウム)を飲んで便を出す
という提案をしました。
朝食抜きは前日の夕食から翌日の昼まで16〜18時間ほど食べない半日断食のことです。
これによって内臓を休ませることができます。
消化・吸収するために内臓は大きなエネルギーを使います。
食べないことで内臓を休ませると、身体はその分、修復にエネルギーを使うことが
出来るようになるのです。
また、甘いものを減らすことで血管(グローミュー)の状態が良くなり、
血液の状態も良くなります。
スイマグは故・甲田光雄先生が患者さんに勧められていた癖になりにくい自然の緩下剤です。
腸に便が溜まっていると、そこから発生したガスが腸管から血管に取り込まれ血液を汚し、
様々な病気の原因になります。
便を強制的に出すことで、腸内環境も改善され、綺麗な血液を造りやすくなるのです。
ご本人にはこういった日々の取り組みをしてもらうようにしました。
これらは、
・身体に溜まった毒素を出し、
・身体に良くないものは少しでも入れることを避け、質の良いものを取り入れ、
・免疫力を上げるためです。
素直な心が大切
Yさんは長年病気で苦しんで来たこともあり、この提案を素直に受け入れて実践して下さいました。
こういった素直な心も病気を良くする為には必要なことですね。
その素直な心、本当に良くなりたい、という想いがYさんを治癒に導いていくのです。
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【動画】20年以上患っていたメニエール病の改善症例です