前回は難病患者数が増えていることを書きました。
前の記事 難病の歴史
今回はがんの死亡数が増えているのをグラフにしました。
がんもこの70年の間に7万人ほどだったのが40万人に迫る勢いで増えているのが分かりますね。
がんで死ぬ人が増えているのは日本人が長生きするようになったから、という話もあります。
それもあるのでしょうけど、本当にそれだけなのでしょうか?
(これについては後日、人口と医療費のことで記事を書きます)
難病が出始めたのが1960年代。
がんは1950年頃から増えている。
これらは無関係なのでしょうか?
私はそうではないと考えています。
国としてはがんが増えているので対策を行っていますが、グラフから見ても対策は良い結果を
出しているとは思えません。
2007年6月の「がん対策推進基本計画」というものを見ても、
・放射線療法及び化学療法の推進並びにこれらを専門的に行う医師等の育成
・治療の初期段階からの緩和ケアの実施
・がん登録の推進
と書かれてあるように、今までの放射線や化学療法という方向性は変わらないままのようです。
こちらの記事も参考に 疑問を持ったガン研究のこと 元医師の父から聞いた話
ですが、過去の数十年でそれを行ってきても、がん死亡者数は減らずに増え続けてきています。
ということは、難病と同じように、現代医学ではがんに対応できないということではないでしょうか。
「日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる。」
「日本人の3人に1人ががんで死亡している。」
とも言われている世の中になっています。
国立がんセンターがん対策情報センターの推計によると、
一生涯のうちに何らかのがんになる割合は、
男性で49%
女性で37%
とされています。
これは自分感覚ではありますが、昔はこんなに周りにがんの人は居なかったと思うのです。
(これはアトピーなどの色んな病気にも言えるのではないでしょうか?)
これだけがんや難病を含めて病人大国であることに対して私たちは違和感を覚えないと
いけないと思うのです。
この現実に私たちは向き合って疑問を持ち、何故なのか?と考える必要があります。
そして積極的に学び、行動に移し、最期まで健康で生きたいものですね。
それではまた続きを書いていきますので、よろしくお願いします。
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