改善症例

心の問題 気づいたことで変化が起こりました  森町

2023年01月02日

今回はカウンセリングをしたことで気づきがあった、という症例を載せます。

私は身体だけでなく心のことも重要視しているのですが、それは気づきが病気治しだけでなく

人生を変えて行くために必須だと感じているからなんです。

例えば病気になる人がいたとして、客観的に観たら病気になる原因が見えたりするのです。

それは、

・普段の生活であったり、

・物事の考え方であることが多いのですね。

食べ過ぎであったり、

添加の入ったものばかり食べていたり、

運動不足であったり、

逆に身体の使い過ぎであったり、

睡眠不足であったり、

心配性やマイナス思考であったり、

人との比較であったり、

親子関係であったり、

クスリの使い過ぎであったり、

様々です。

要するに、自分自身の習慣であり「癖」ですね。

でも、それが自分ではなかなか分からないものなのです。

それがカウンセリングを通して自分に気づいて行くことで、自らを意識できるようになり、

意識出来て行けることで結果的に変わることに繋がって行くのですね。

あくまでも自分に意識を向け、みずから変わって行くこと。

それが私がさせていただいているカウンセリングです。

物事に対する観方の学びとも言えるかも知れません。

これは私自身が沢山苦しんで来た経験や、色んな患者さんを診させていただく中で

学ばせていただいたものでもあります。

人のことは変えられない。

変わるのは自分自身(本人自身)しかない。

そこに気づけたからこそさせていただいています。

さて、それでは本題に入って行きます。

患者さんは I さん(女性 60歳)。

心と身体の両面で不安を抱えているという事で、まずカウンセリングをしました。

聴いて行くと、

・漠然とした不安感や孤独感がある。

・人になかなか本心を話せない。

・人に甘えることができない。

・いい子でいないといけない。

ということがあり、子どもの時から葛藤があったということでした。

また、

・自分軸が無い、

・承認欲求が強い

と話されました。

身体的な症状としては、

・成人したころから偏頭痛が酷い、

・生理痛が酷い(倒れるくらい)、

・緊張すると咳が出る、

ということがあるようでした。

頭の中を整理して行く

カウンセリングでは話を聞きながら時系列に並べて行くのですが、

どうやら子どもの時の親との関係が大きく影響しているようでした。

とにかくカウンセリングではまず「聴く」ことに時間をかけます。

今まで出せなかったことを出すことがまずは大切だからです。

出して行くことで心は軽くなりますし、

出て来たモノをこちらで整理することで、ご本人自身では出来なかった

頭の中の整理ができるからです。

何でも整理は大切ですよね?

ゴチャゴチャのままになっているからどうしたら良いかも分からなって、

焦ったりパニックになってしまうのだと思います。

落ち着いて整理することに集中し原因が見つかれば、どうしたら良いかが見えてくるかも知れません。

そして整理して行く中で見えて来たものは「親子関係」でした。

全てとは言いませんが、自分の体験も含めて、子どもの時の体験が大人になっても

影響していることは多いのだと思います。

I さんの場合も例に漏れず、親子関係に縛られているようでした。

まずは知ること

私自身もそうですが、自分の心の癖(考え方の癖)は親との関係が大きく影響している事に

なかなか気づけないものです。

よっぽど意識して「自分に対して問いかける」ことが出来ない限り、自分に気づくことができず、

小さい時に構築された思考の癖に流されて(振り回されて)しまいながら生きて行ってしまう

のだと思います。

だから、まずはそれを知ることが大切なのです。

自分にそういう思考の癖があると知れたら、知ったうえでそれを修正して行くことが出来ますね。

その為には、

出して→整理する

ことが大切なのですね。

I さんの場合は、その何故自分がそう思ってしまうかが親子関係にあるということは頭でですが

理解されていたので、これは素晴らしいな!と思いました。

ただ、それをどうしたら良いかが分からずに困っていたのだと思います。

本心で関われる関係を築く

人生、生きていたら色んな事があります。

自分だけ、と思いがちですが、人の話を聞いてみたら

「あの人もそんなことあったんや」

「この人もそうやったんやぁ」

ということがあります。

意外と自分だけではないのですね。

I さんにも、何でも話せる関係を築けると良いですね、というお話をしました。

そして、私がいま作っていっているのがまさにそういう集まりです。

うわべではなく、本心で話せる場。

人の話を聞くということが出来る場。

それが今の時代には必要と思っています。

気づきが行動に

カウンセリングをしてから I さんに変化があったようです。

自分の身体に意識を向けるようになったと言うのです。

具体的には、

・体重などを自分で計ってチェックするようになり。

・もう一つは食べ物を買う時に、表示を見て食品添加物を意識するようになったと言うのです。

素晴らしい変化ですね。

体重などを自分で計って数値を視覚化することで、これではいけない!と気づかれたようですし、

それがあったからか、食べ物の質にまで意識が及ぶようになったようです。

特に、食品添加物のことは今まで知らなかったようなので、知って少々ビックリされたようでした。

この食品添加物(化学合成添加物)については病気の大きな原因となっていると考えられます。

これを知ることは本当に大切なのです。

これについては後日書かせていただきます。

気づくことが根本治療

気づくことで行動が自発的に変わりますね。

I さんの例は私が追求している治療でもあります。

ご本人が気づかれて自ら行動に移されるようなことが起こる時、私はとても嬉しいし、

やっていて良かったとも思えるのです。

どれだけこちらがやっても、ご本人が他力本願であったり気づきが無ければ治療にはなりません。

ご本人自身が気づき、意識して自発的に行動を起こす。

こう言ったことが根本治療なのですね。

治療家や医療従事者は、あくまでもそのサポートが本来の役目なのだと

私は考えています。

戦後教育は”言われたことをやっていたら良い”という考えでやって来ました。

だから病気になった時も、病院に行ってお医者さんに言われたことにただ従う、

という依存型の医療が続いて来たと思います。

ですが、その結果、戦後直後には数兆円だった医療費が現在は40兆円を超えるまでに

なってしまっています。

私達はこれで良いのでしょうか?

・保険が利くから、

・安いから、

・先生(他人)の言うことを聞いていたら良い、

そんな安易な考えで良いのでしょうか?

また自分の命、人生を、安易に他人に委ねてしまって良いのでしょうか?

私達は今一度考えなければいけない時に来ているのではないでしょうか。

私も学び続け、こちらでも情報発信を続けて行きます。

これからも一緒に学んで行きましょう。

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