今回は、咳と痰が止まらなくて大変だった方に対する治療の経過を載せます。
Sさんは9月下旬から咳と痰が出て止まらなくなりました。
そこでまず首の治療をしました。
すると咳と痰が楽になったのです。
ですが、夜になると咳と痰が出始めます。
喘息などは夜になると咳が酷くなると言われますが、それは夜になると副交感神経が働いて気管が狭くなるためなのです。
夜は呼吸の役割が日中より減るので、身体が気管を狭くするのです。
それで夜に咳が出やすくなると言うわけです。
手技で喉~首周りの筋肉を緩めると咳が出にくくなるのは、筋肉が緩んだ分気管支が狭くなりにくくなるからなのかも知れません。
ですが、更にアロマセラピーを取り入れることにしました。
去痰と咳、炎症などに良いとされるアロマを使ったところ、更に少しずつ咳と痰の出る頻度が確実に減っています。
それに伴って睡眠がしっかりとれるようになって来ました。
具体的には、フランキンセンス・コパイバ・ユーカリプタスなどをココナッツオイルと混ぜたものを
今後も施術とアロマの併用を継続して行ってどうなるかを観て行きたいと思います。
色んな治療を知ること
以前、ブログにも書いたことがあるのですが、私たち医療従事者は患者さんに良くなってもらうことが目的なんです。
その為には手段に囚われないことが大切なのです。
昔、あるお世話になっている人にこんなことを言われたことがあります。
「治療家のレベル次第で患者さんを救える可能性は変わってくる」と。
要するに、医療従事者の技術、知識、情報などが多ければ多いほど、引き出しが多いほど、患者さんのために出来ることが増え、良くなる可能性が増すということです。
それならば、色んなことを貪欲に学ばない手はないですよね。
実際、この世の中には色んな治療法が存在するのですから。
私も常に自分が「何の為にやっているか?」を自分自身に問い続け、その道から外れてしまわないようにしたいと思います。