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カウンセリングについて

2022年10月12日

当院では身体を診るだけでなく、心を観るためのカウンセリングも行っています。

病気を良くするためにはその人の考え方が変わる、生き方が変わることが最も大切だからです。

それは「心を大切にする」という事だと考えています。

例えば病気治しをする時、食事療法などをやることはとても大切です。

ですが、もう一歩踏み込んで、その時「どういう心持ちでいるか」がより重要になってくるのですね。

そういう意味でも、身体だけでなく心を観ることは最重要課題だと考えています。

 参考に 自分の心を大切に~私が思う、がん治療の根本 浜松市

それではカウンセリングでどういったことをしているのか、書いて行きますね。

心の癖を知る

これは私が診て来た体験から言えることですが、重い病気の人ほど、

●過去に囚われている(今までの考え方に縛られている。親子関係を断ち切れない。過去の出来事を消化出来ていない)

●他人や外側のせいにしている(自分に向き合えない。人のせいにする)

●自分を責めてしまう(良い悪いで物事を考えてしまう)

●自分を後回しにしている(自分を取り繕う。偽る)

●周りと自分を比較してしまう(劣等感。優越感)

●不安が強い(悪くなることばかり考える。起こってもいないことをやる前から考えてしまう)

傾向が強いように思います。

要するに、自分の心を自ら縛っている、自分を守ってしまい向き合えない、自分を傷つけている、自分を無視をしているなど、自分の心を大切に出来ていない状態と言えます。

だからこれらに気づいて行くことが大切です。

出すこと

勿論、生きてきた中で色々あったと思います。

人生は楽しい、嬉しいと言った事だけではなく、苦しみや悲しみ辛さなどもありますよね。

そもそも人生とはそれら全てを含めたことを言うのだと思います。

そしてその色々ある人生という荒波の中をどう逞しく生きて行くかも、とても大切なことなんだと思います。

ですが、その荒波の中を、常に頑張る、自分一人だけで生きなければならない、なんてこともありません。

時には弱音を吐いたり、休息したり、人を頼ったりすることも大切です。

そして心身を癒して、再び自分の足で立つことが出来るようになって行けば良いのではないでしょうか?

その為にはまず「出す」と言うことが大切と考えています。

実際、私自身、「聞いてもらえた(出せた)」ことで心が楽になる体験がありました。

それもその聞いてくれた方はお会いしたこともない、インターネットの世界での関係だったんです。

あの時は「世の中でこんな人も居るんだ・・・」と感動したのを覚えています。

真剣に聞いてもらえることで心が緩んでいく経験をしました。

 

自分に向き合う

出して行くことが出来るようになれば、次は会話を通して過去からの流れを観ながら自分自身のことを「客観的に観る」ことをやって行きます。

人はなかなか自分のことが分かりませんよね。

特に自分を後回しにしたり周りを気にしながら生きていたりすると、自分に向き合うという機会は得られにくいものです。

ですが、出すこと・聞いてもらうことで自分に向き合うきっかけになることがあるのですね。

勿論、自分に向き合う過程で一時的な苦しさが伴うこともあります(心の好転反応ですね)。

今まで観ようとしなかった自分を観ることで、自分の嫌な面に向き合わされたりと辛い、苦しい気持ちになったり、ということもありますから。

でも、長い目で見た時に、あの時向き合えて良かったと思えるようになれば良いのではないでしょうか。

対症療法のように表面的に誤魔化すけど心の奥底は常に苦しいという人生より、溜めているものは出して心が楽になって行く方が良いのではないかと私は考えています。

これも私自身が体験してきたことだから書いています。

自分の癖に気づくこと

自分と向き合わなければ自分のことは観えてきませんし、観えなければ気づきようがないですよね。

そして、気づかないから同じことを繰り返してしまうのですね。

自分に向き合い自分の癖に気づくことで、自分の癖を意識することができ、意識することで時間はかかっても改善できる可能性があるのです。

そういう私も、今までの生き方(親子関係や子どもの時の体験)が元で育った心の癖があると自覚しています。

●人を怖く思ったり、怒られると思ったり。(どちらかと言うと怒られて来た。或いは、勝手に思っている?)

●言っても分からないだろうという思い込み。(小さな時の聞いてもらえなかったという体験が染みついてしまった?)

●どうせ自分なんて・・・と思ってしまう癖。(比較されて嫌だった。劣等感)

そう言った「過去の思考」に囚われて生きていました。

それで何度人間関係に失敗したでしょうか(笑)

今でも、過去の想い癖が頭を出すことがあります。

でも「これは過去の癖で、自分が勝手にそう思っているんだ、実際はそうではない」と自分自身を外から観ることができるようになれば、癖を無理に治そうとしなくてもその癖に振り回されることは減ってくるのです。

そうして自分を客観的に観ることの繰り返しの結果、少しずつ自分が変化してきているのが分かります。

より良い生き方をするために

せっかく生きているのです。

出来たら、

●自分の心を大切にする(自分との会話)

●今を生きる(自分に集中)

人生を送れた方が良いと私は思うのです(^^)

そしてこの心に向き合い改善させることが重い病を改善させて行くことになるのですね。

「病は気から」という言葉の意味は大きいのです。

ですが、人は眼に見えない存在だけではなく、身体と言う物質もあります。

同時に食事の質を変えるなど生活習慣を変えて行くことも大切ですね。

改めてですが、ここに書いてきたことは私自身が体験して、また色んな方を観させていただいてきた経験を元に書いています。

関心のある方は是非!!

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