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障害があっても希望を語れる若者との出会い フィリピンでの体験

2022年11月04日

ここではフィリピンで滞在した時の体験の続きを書いて行きますね。

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ある時、村のみんなで協会に行ったんです(確かカトリック)。

大きなトラックにの荷台に若者や子ども達20人くらいと一緒に乗って行きました。

これもすごく楽しかったですね(^^)

本当にみんな元気だったのを覚えています。

で、協会について席に座っていたら後ろの席に座っている若者に声をかけられたんです。

見るとその若者は両足が付け根辺りからありませんでした。

その若者が「君は何歳だ?」「結婚しているの?」

など質問をして来たので、それに答えていたんです。

それから彼が話してくれたのは、

「僕は〇○歳になったら結婚するんだ」とか、

「大学に行って勉強するんだ」とか。

他にちょっと忘れてしまったんですが、将来に対する希望でした。

私は凄いな・・・と思いました。

両足が無いなんてそれだけですごくハンディを背負っているようなものなのに、彼はそれに対して惨めだとか、失望だとか、劣等感的な感じでは一言も話さず、ただ本当に明るい笑顔でそう語ってくれたのです。

その帰りです。

その若者もみんなと一緒にトラックに乗って帰るところでした。

彼は足が無いので手でビーチサンダルを履いて、それで手で歩いていました。

そしてトラックの前まで来た時、みんなが協力して彼をトラックの荷台に乗せたのです。

「だからか・・・」

と思いました。

例え自分に欠けている部分があっても周りの人たちが手助けしてくれるから卑屈になる必要が無いのか?

周りも彼のこと障害者で可哀そうなんて思っていないからか?

とにかく違和感のない日常の一コマのような風景に感じられたのです。

これが日本だったらどうだろう・・・

周りは障害者として、健常者ではない人と、という空気で見そうだし、

本人も自分は障害者だと後ろめたさやマイナス的な考えを持ってしまいそうな気がするのです。

分からないけど、あそこまで当たり前のように将来の希望を語れることってあるのかな・・・

なんて思ってしまいます。

こういった体験に出会わせてもらえることで、私自身も深く考えさせられるきっかけになりました。

自分も出来ることをしていきたいと思います!

そしてみんなで力を合わせて希望を持てる日本にしたいです!

それでは今回はここまでにしておきますね。

まだ書きたいことはあるのでそれは次の記事で!

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