今回はパニック障害でクスリを飲んでいた方(Sさん 男性32歳)の経過を載せます。
ここではSさんがパニック障害になった原因は後日書くことにして、先に身体の状況、変化を書きますね。
●これまでの経過
小2 ロッカーで頭をぶつけて吐く。
小4 器械体操で首を痛める。
中1の時、担任の先生から否定されるような扱いを受けた。
21歳の時、パニック障害と診断される。
この頃から精神安定剤を飲み始める。
抗うつ剤を飲む。1年で体重が10キロ増える。
現在は抗うつ剤は辞めて精神安定剤(抗不安剤)を飲んでいる。
クスリを辞めるための食事に取り組んでいる。
●症状
手足がしびれる
過呼吸
Sさんはお母さんのKさんが私のことを知って体験会に来てくださり、
それで息子のSさんを紹介していただくことになりました。
クスリは脂肪に溜まっている
実際に身体を触ると、精神薬を使っている方の身体は、
・表面が浮腫んでいてブヨブヨになっている
・触った時の質感が鈍い(これは私自身の感覚です)
という特徴があるように思います。
実際にSさんも、お腹を触ると指が内臓や血管に達していないのに痛みを強く感じていました。
首回りも異様に浮腫みのような状態がありました。
その脂肪に違和感があるのです。
これは、クスリが脂肪に溜まっている結果だと考えました。
後にお母さんのMさんのお話を聞くと、やはりクスリは脂肪に溜まると言うことで、
私が感じていたことと一致することが分かりました。
溜まっている毒素を流す治療
身体に対してのアプローチは、お腹と全身を診て、溜まっているクスリの毒素を流すことをしています。
回数を経て行くと、ブヨブヨだった首の浮腫みのようなモノが少しずつ減っています。
またお腹の様子も、表面で痛がっていたのが少しずつ深く指が入るようになって行き、
一番最近の治療では腹大動脈の拍動を感じられるまで深く触れるようになっています。
別のうつの患者さんも同じように、お腹と全身の治療をすることで全身とお腹のブヨブヨが減って行き、お腹は少しずつ血管や内臓に触れられるようになって行きます。
毒を出す食事
同時に、身体の脂肪に溜まった毒を出す食事法をお母さんのMさんの指導のもとで行っているようです。
他力だけではなく、自力で出来ることに取り組むことで断薬や改善は早まると思います。
同時に心に対しての治療もしていますが、ここでも今までにない変化が出ているとお母さんのMさんが喜ばれていました。
病歴とクスリの使用歴が長いほど良くなるには時間もかかりますが、心と身体に向き合うことで良くなる可能性はあると知ってもらいたいです。
心の変化については今後載せます。
宜しくお願いします。