ここでは私が尊敬する方々の紹介をします。
今回は安保徹先生です。
免疫のことを研究されていた先生です。
2016年に亡くなられてしまいましたね。
2014年に先生の講演会にスタッフで参加した時に、
「引退(新潟大学教授)するから、これからは好きなことが言える」
と言われていただけに残念です。
その安保徹先生が言われていたことが、
「ガンの原因は低体温、低酸素、高血糖」
なんです。
下に本編のYouTube動画を張り付けてありますが、1時間以上あります。
私の主観でですが、5分程度に編集して要点をまとめたものをInstagramのリール動画に載せてあります。
良かったらご覧ください。
【安保徹先生講演「統合医学医師の会 公開講演会」ワールドフォーラム連携企画2011年10月】
安保徹
日本の医学者。医学博士。専門は免疫学。新潟大学大学院医歯学総合研究所名誉教授。日本自律神経病研究会終身名誉理事長。
がんは悩んだり無理をしたりして解糖系に有利な内部環境を作った時の病気
①解糖系
無酸素で作られるエネルギー
エネルギー源は糖
低体温(32〜36度)で働く
瞬発力
②ミトコドリア系(細胞の中にある)
有酸素で作られるエネルギー
エネルギー源 ケトン体、ピルビン酸(乳酸)
高体温(37度以上)で働く
持続力
・ストレスがかかると低体温、低酸素、高血糖になる➞がん発症
・がんは老化の病気ではない
ごく簡単に言うと、子どもの時は解糖系がよく働き、大人になって行くとミトコンドリア系に移行していく。
要するに、ある程度の年齢になってくると、エネルギーを作る時に酸素が必要ということです。
その時に無理したり悩んでいたりすると緊張が続き、自律神経が交感神経に傾き、
血流が悪くなり、低酸素、低体温、高血糖の状態になり、ガンになりやすくなる、ということです。
そういう時は血液の状態も酸性に傾くようです(通常は弱アルカリ性)。
※白血球は血液がアルカリの時に働き、酸性寄りになると働きが悪くなる=免疫が下がる、というこです。
がんを治す条件
これについては以下のように言われています。
・身体を温める(体温を上げる)
・深呼吸をする(酸素の供給)
・腸が腐敗しない食事(良い腸内環境を保つ)
・心(笑う、恐怖から逃れる)
これらは心身両面のことを言っていて、とてもシンプルで分かりやすいですね。
臨床経験から言っても、病気がちの人は、
・体温が低い(冷え、血流が悪い)
・真面目で緊張しやすい(無理をする、頑張り屋さん、呼吸が浅い)
・甘いものが好き(ガンの餌になる、身体を冷やす、腸内環境の悪化、免疫を下げる)
・感情表現が得意でない(気持ちを押し殺す、緊張しやすい)
※これに加えて、骨格筋、内臓筋の筋肉が硬いというのがあります。
といった点に当て嵌まる傾向があります。
そしてこれらはガンと言う病気に限らず色んな病気に言えることなんですね。
病気を良くしたいと思う方の参考になればと思います。