改善症例

婦人科系疾患は骨盤内が硬く冷えている 沼津市

2021年11月07日

今回は、不妊治療で20年の酷い生理痛が改善した女性(Iさん・当時40歳)の続きを報告します。

 前の記事 酷い生理痛・不妊症に対する治療です 沼津市

硬くなった骨盤内の臓器と筋肉と血管を緩めて行く

4回目(1月22日)

治療の前に生理が来たようですが、この時も痛みは無かったようです。

恥骨の奥(子宮)の方を押圧しましたが、痛みはかなり軽減しました。

骨盤の内側を通っている筋肉(腸骨筋・大腰筋=腸腰筋)が硬くなっているので緩めて行きました。

腸腰筋が硬くなっていることと骨盤内が冷えていることは関係しているのだと思います。

と言うのは、

腸腰筋と腹大動脈から分かれて子宮の方へ行く血管は隣り合わせだからです。

腸腰筋が硬くなって動きが悪くなることで(腰痛、冷え)その血管の流れも悪化するだろうと

考えられるわけです。

血流が悪くなれば、酸素・栄養と炭酸ガス・老廃物の交換が出来にくくなります。

それは細胞の代謝が上手く行かないことであり、そうすると硬くなって冷えて行くのです。

勿論、その先にある子宮の機能も落ちるだろうと考えられます。

5回目(2月7日)

骨盤内の治療と同時に腹部の動脈・静脈(腹大動脈・下大静脈)も硬くなっていたので、

治療して緩めて行きました。

このお腹を走っている大動脈は、身体の中で一番太い動脈であり、心臓から出て内臓や下肢に酸素と栄養を送る血管です。

その大元の血管である大動脈が硬くなると、冷えや様々な症状を引き起こすのです。

7回目(2月27日)

今回の生理も痛みが無かったようです。

直接患部である子宮に触れることが出来るようになっています。

痛みの質も、軽く浅く触っても痛かった初期の頃から深く触っても痛みが小さいという様に

変化しています。

これは良くなっている変化という事が出来るでしょう。

感じ方が「痛み」から「気持ち良い」に変わって行く

8回目(3月8日)

この頃から骨盤内(子宮)を深く押圧した時にも、痛みではなく気持ち良さを感じられるように

なって来ました。

状態が悪い時は軽く触っても痛みを感じるのです。

良くなって行くと、痛みも楽になってくるのです。

I さんはますます希望を持てるようになって来ていました。

妊娠の反応が出る

13回目(6月10日)

治療の後、検査で妊娠の反応があったということです。

こういう反応は今まで無かったようなので、I さんは喜ばれました。

この時は残念ながら妊娠には至りませんでしたが、反応があったことに希望を持たれました。

不妊治療から約1年ついに妊娠できた

18回目(11月4日)

2019年最後の治療の後、年末に電話があり、「妊娠しました」!と喜びの報告がありました。

これには私も本当に嬉しかったですね。

やっていることが報われた時の喜びはこの上ないですね。

2020年の明けからは、つわりの時に胃が苦しくなるので胃と腹部全体を中心に全身の治療。

●22回目(2020.3/7)の治療で終了しました。

出産の連絡がありました

その後8月に、「無事、出産しました!」と喜びの報告いただきました。

母子ともに順調です、と言うことでした。

母子の写真も送っていただきました。

私も本当に嬉しかったです。

治療家冥利に尽きます。

その後も連絡があったのですが、病院の先生と看護師さんから

「骨盤の戻りが早い!」

とビックリされたということです。

I さんは、「骨盤内の治療をしていたからかも知れない」と言われていました。

皆がこのように行くとは限りませんが、長年辛かった生理痛が改善し、

自力で妊娠・出産できる可能性もあると言うことですね。

1年4か月の間、諦めずに遠くからでも通われたという強い意志が結果に繋がったと思います。

それでは治療の詳しい説明は次回に載せます。

宜しくお願いします。

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